2015年 8月の記事一覧
中国の経済発展と曖昧な制度 中兼和津次・東京大学名誉教授
中兼和津次(かつじ)・東京大学名誉教授は8月28日、国家基本問題研究所で、「中国の経済発展と曖昧な制度」と題して講演、同研究所企画委員と意見交換を行った。 中国経済論が専門の中兼名誉教授は、この30年来言われ続けてきた「中国崩壊論」は間違いであったと述べ、その理由について①マイナス面だけを見てきた②中国の体制がなぜ維持できたのか全く説明していない③崩壊への期待があった、と分析した。 その...
韓国併合の得失と朝鮮王公族 新城道彦・フェリス女学院大学准教
新城道彦・フェリス女学院大学准教授は8月21日、国家基本問題研究所の企画委員会で、韓国の併合問題について語り、企画委員と意見交換を行った。 同准教授は、朝鮮などアジア近、現代史が専門。1910年からの日本の韓国併合の得失や、東アジアにおける皇帝問題、さらに韓国併合研究の陥穽などについて見解を述べた。氏は今年に入り、新著「朝鮮王公族 帝国日本の準皇族」を出版している。 ...
日本は対中抑止力を、ウォルドロン米ペンシルベニア大教授が警告
7月下旬、訪日したアーサー・ウォルドロン米ペンシルベニア大学教授は31日、国家基本問題研究所企画委員会で中国と日米関係について語り、同委員会メンバーと意見交換を行った。 ウォルドロン氏は、同大歴史学部国際関係の教授で、中国史や戦略研究が専門。昨年12月、国基研が開催した国際シンポジウム「戦後70年 国際政治の地殻変動にどう対処するか」にパネリストの一人として参加した。 ウォルドロン教授の...