高池勝彦
日本が普通の国ではないため、まともな国にしたいと思ひながら、過ごしてきました。まともな国とは、穏やかに伝統が守られ、普遍的価値としての自由と平等の調和の取れた社会であると考へてゐます。かつて、日米で、労働法を専門に勉強したのもその一環でした。町の弁護士をしながら、国のためと思ふ訴訟も担当してきました。混迷の度は深まつてをり、前途ほど遠しの感がありますが、当研究所の一員として一層努力するつもりです。