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2016.12.09 (金) 印刷する

「北朝鮮核問題、韓日関係、韓国の政治情勢」 金泌材김필재・趙甲済ドットコム記者

 金泌材(김필재キムピルジェ)・趙甲済ドットコム記者は、12月9日、国基研企画委員会でゲストスピーカーとして、「北朝鮮核問題、韓日関係、韓国の政治状況」と題して、韓国及び北朝鮮の現状と今後の見通しなどについて語り、櫻井よしこ理事長をはじめ理事、評議員及び企画委員と意見交換した。
 金泌材記者はソウル生まれ。亜州大学卒(政治外交学)、麗澤大学客員研究員などを経て現在は趙甲済ドットコム記者。著書『北韓(北朝鮮)サイバー南侵』(2014年8月)や『大韓民国の敵 統合進歩党』(2014年12月、共著)などの韓国保守系論客である。
 金記者はまず、現在の韓国の危機的状況について語った。特に保守系の政治家でさえ助け舟を出せない今の朴槿恵大統領の倫理観の欠如に対しては打つ手なしという。これは個人の資質の問題としても、現在の大規模デモは親北左派系の組織的な煽動工作であるにもかかわらず、燎原の火のごとく広がりを見せる原因は、李明博から朴槿恵政権にいたるまでの失策にあるという。つまり、民主労総(全国民主労働組合総連盟)70万人を野放図に放置してきたつけがまわってきたためだと説く。
 しかし、最大の問題は北朝鮮の核開発の現状であり、すでに核弾頭の小型化、軽量化、多種化、精密化が成功しており、その弾頭数は、韓国統一研究院によると50個以上になるとのこと。また実戦配備中のミサイルは2000基あり、そのうち200基は対日指向のノドンミサイルであることは、日本のメディアがもっと国民に知らせる必要があると訴えた。さらに、潜水艦発射型ミサイル(SLBM)の実験も成功したことは記憶に新しいが、そのロシア製の潜水艦は総連系の日本の会社が仲介し屑鉄として北朝鮮に売ったらしいということはあまり知られていないと述べた。
 最後に、GSOMIA(軍事情報包括保護協定)が日韓間で結ばれたように、日韓は米国とともに共通の敵に対峙する姿勢を示す必要があると同時に、日本の人たちには韓国が自由の防波堤であることを再認識してほしいと強調した。 (文責・国基研)

2016.12.09