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2017.12.05 (火) 印刷する

【詳報】 月例研究会 「トランプ政権はどこへ向かうか」

月例研究会/平成29年9月27日/イイノホール


この月例研究会はトランプ大統領のアジア歴訪(11月)の前に行われたため、彼がアジアに何を求めているのか、やや疑心暗鬼の中での討論でした。
しかし、「トランプを侮ってはいけない」という田久保忠衛副理事長の「見立て」には確かなものがありました。
トランプはディール(取引)をしたたかに展開し、至れり尽くせりの「ご機嫌取り」をした習近平から厚化粧(水増し)とはいえ、28兆円もの商談を引き出しました。文在寅に至っては、存在感すら示せず、“従軍慰安婦”と“独島エビ”で、日本へのいやがらせに走る狼狽ぶり。
アジアの首脳たちと接したトランプが次にどんな手を打ってくるのか。
日本の真価が問われる場面がやってきそうです。

【登壇者略歴】

櫻井よしこ
 ハワイ大学卒業(アジア史専攻)。クリスチャン・サイエンス・モニター紙東京支局員、日本テレビのニュースキャスターなどを経て、フリージャーナリスト。平成19年に国家基本問題研究所を設立し、理事長に就任。大宅壮一ノンフィクション賞、菊池寛賞、フジサンケイグループの正論大賞を受賞。「21世紀の日本と憲法」有識者懇談会(通称、民間憲法臨調)の代表を務めている。
 著書は『頼るな、備えよ――論戦2017』『一刀両断』『日本の未来』『日本の勝機―米中間の変化に果敢に向き合え』『日本国の復権』『議論の作法』『日本の敵』など多数。

田久保忠衛
 昭和8(1933)年生まれ。早稲田大学法学部卒。時事通信社でワシントン支局長、外信部長、編集局次長などを歴任。杏林大学社会科学部教授(国際関係論、国際政治学)、社会科学部長、大学院国際協力研究科長などを経て、現在名誉教授。法学博士。国家基本問題研究所副理事長。正論大賞、文藝春秋読者賞を受賞。産経新聞社の「国民の憲法」起草委員会委員長を務めた。
 著書は『戦略家ニクソン』『米中、二超大国時代の日本の生き筋』『憲法改正、最後のチャンスを逃すな』など多数。

島田洋一
 昭和32(1957)年生まれ。京都大学法学部卒、同大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。京都大学法学部助手(国際政治学)、文部省教科書調査官(公民担当)、福井県立大学助教授を経て、現在同大学教授。拉致被害者を「救う会」全国協議会副会長。朝日新聞「慰安婦報道」に対する独立検証委員会委員。国家基本問題研究所評議員・企画委員。
 著書は『アメリカ・北朝鮮抗争史』など多数。

 

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