『国基研チャンネル』令和7年1月17日
第571回 保守が真っ二つに分裂-韓国の政情報告 韓国の尹錫悦大統領は、1月15日に逮捕され内乱容疑者として捜査を受ける一方、国会では弾劾訴追され憲法裁判所で弾劾を認めるか否かの審理が始まっている。しかし、大統領は間違ったことはしていないと自信満々であり、支持率はむしろ高くなっている。それは何故か。韓国を訪問し、現地を見た西岡力企画委員が...
中国軍事動向月報 2024年12月
1 全 般 12月は各部隊において年末検閲(原文:年終考核)が実施され、1年の訓練の成果が確認された。 また、秋季徴兵隊員が新隊員教育を終了し各部隊に配置される一方、冬季退役隊員の退役行事が各部隊等で確認された。 台湾関連では、中国は公表していないものの、台湾周辺で9~12日頃に大規模な軍事演習を実施した可能性がある。2024年5月・10月に台湾周辺で中国軍が実施した「聯合利剣」は東...
『二つの史観から東京裁判を顧みる ―田中隆吉と丸山眞男の「遺産」―』 牛村圭・国際日本文化研究センター教授
新年早々のゲストスピーカーとして牛村圭・国際日本文化研究センター教授が、1月10日(金)、国基研企画委員会にて戦後80年を契機に「二つの史観から東京裁判を顧みる」と題して講演し、その後企画委員らと意見交換をした。 牛村教授の講演概要は以下のとおり。 【概要】 ・東京裁判の概要 東京裁判とは、戦前戦中日本の国家指導者や高位の軍人の戦争犯罪を連合国が裁くことを企図した国際軍事法...
『国基研チャンネル』令和7年1月10日
第570回 説明なき石破媚中外交 『国基研チャンネル』第570回は、昨年末から活発化する対中外交、岩屋外相の訪中で中国人ビザの緩和が決定し、王毅外相の訪日、さらには習近平主席の来日まで検討。対中関係は重要だが、トランプ政権誕生目前の今、なぜ中国にすり寄るのか。石破首相は国民に説明が必要だ。本年も国基研チャンネルをよろしくお願いします。 ...
総合安全保障プロジェクト 産経新聞に分析記事掲載
衛星画像を活用し、地域情勢を分析する「総合安全保障プロジェクト」の一環として、「中国ICBM増強着々」と題し産経新聞(令和7年1月9日付 1面トップ)に分析記事が掲載されました。詳細は下記からご覧ください。また、過去の分析も併せてご覧ください。 「総合安全保障プロジェクト」は、わが国を取り巻く安全保障環境の変化を衛星画像を一つの手段として活用し情報分析を行い、目に見える形で日本への脅威を国民...
【詳報】 第17回 会員の集い シンポジウム「日米新政権 私たちがなすべきこと」
第17回 会員の集い シンポジウム/令和6年11月4日/東京・ホテルニューオータニ 第17回 会員の集い シンポジウム「日米新政権 私たちがなすべきこと」 国家基本問題研究所は11月4日、通算17回目となる会員の集いを開催。シンポジウム『日米新政権 私たちがなすべきこと』から小林鷹之衆議院議員の基調講演をご紹介します。 略歴 ...
12月13日(金)、総合安全保障プロジェクトの一環である中国安全保障動向について、中川真紀研究員による定期報告会を開催。早朝の開催にもかかわらず、国会議員をはじめ企画委員など多くの参加を得た。 報告の概要は以下のとおり。 【概要】 12月10日、ノーベル平和賞授賞式で、核保有国の中国は欠席した。その中国は、日米同盟のもと日本が対中抑止のため米国の核兵器で中国を威嚇するなら、日...
『国基研チャンネル』令和6年12月13日
第569回 公式報道なき中国軍の大規模演習 中国軍が軍事演習を行っている報道があったが、中国からいまだ公式の発表はない。中国軍が今年二回行ったアピール的な演習とは違い、より大規模に、より実戦的に・・・。中国は台湾有事の際の尖閣対応も含めた演習をしていることは、もはや対岸の出来事ではなく、我々はもっと身近なものとして受け止めなければならない...
中国軍事動向月報 2024年11月
1 全 般 11月は実員実射検閲や各隊員の能力検定等の実施している報道が多く確認された。9~10月の訓練最盛期を経て、その成果を確認する時期となっている。 空軍は11月11日に創立75周年を迎え、珠海エアショーで初公開の装備品を含む大々的な展示等、内外へのアピールを行った。エアショーには40か国以上の外国軍や外国企業が参加し、商談やUAV関連シンポジウム等を行っており、ロシアによるウクライ...
『朝鮮人「徴用工」問題 史料を読み解く』で記したこと 長谷亮介・歴史認識問題研究会研究員
長谷亮介・歴史認識問題研究会研究員は、12月6日(金)、国基研企画委員会にて、新刊書『朝鮮人「徴用工」問題 史料を読み解く』(2024.11、草思社)で著した内容について詳しく述べ、企画委員らと意見を交換した。 概要は以下のとおり。 【概要】 長谷氏は新刊自著を持参し紹介した。本書の内容は、可能な限り客観的な立場でこれまでの論争の過程を検証すること、すなわち朝鮮人戦時労働者は...