総合安全保障プロジェクト:『海底ケーブルを巡る安全保障上の課題』 大澤淳・中曽根平和研究所主任研究員
総合安全保障プロジェクトの一環で、中曾根平和研究所の大澤淳・主任研究員をゲスト講師に迎え、報告会を実施した。大澤氏は、海底ケーブルの概要とその損傷が及ぼす影響について、安全保障の観点から技術的な視点も加え詳細に分析した。 【概要】 〇海底ケーブルは衛星通信より高速だが弱点もある 国際間通信において、これまで映像中継を含め主流は衛星経由であったが、現在では大容量・高速の海底ケーブル...
総合安全保障プロジェクト・メディア向け報告会
総合安全保障プロジェクトの月次報告。国内主要メディアの記者向け第1回報告会を開催した。 冒頭、櫻井よしこ理事長から開催の挨拶で本会の趣旨説明が行われた。総合安全保障プロジェクトを開始し1年が経過した。その成果はすべて公開してきたが、これをさらに国民に共有されることを期待して報告会を企画したものである。 まず、岩田清文・国基研企画委員(元陸幕長)が海底ケーブルの現状について説明した。これ...
総合安全保障プロジェクト:『中国軍の台湾周辺における軍事演習』 中川真紀・国基研研究員
総合安全保障プロジェクトの月次報告会において、中国の軍事動向を分析する中川真紀研究員が、最近の「中国軍の台湾周辺における軍事演習」と題しブリーフィング。国会議員をはじめ企画委員など多くの参加者を得て実施した。 この総合安全保障プロジェクトの成果は、逐次、国基研チャンネルやホームページ上でも展開する。 今回の中川研究員・発表概要は以下のとおり。 【概要】 〇中国が対台湾で聯合...
総合安全保障プロジェクト 日経新聞、産経新聞、読売新聞に記事掲載
「総合安全保障プロジェクト」は、1月24日(金)、国内主要メディア向けブリーフィングを行い、下記各紙(日経、産経、読売)に掲載されました。過去の分析も併せてご覧ください。 「総合安全保障プロジェクト」は、わが国を取り巻く安全保障環境の変化を衛星画像を一つの手段として活用し情報分析を行い、目に見える形で日本への脅威を国民一人ひとりが認識することを目的としています。 ...
月例研究会「令和7年日本の展望」
令和7年1月21日(火)、国家基本問題研究所は、定例の月例研究会を東京・内幸町のイイノホールで開催しました。 今回は、終戦後80年(昭和元年から100年)という節目の年頭にあたり、「令和7年日本の展望」と題して各方面の有識者から率直なご意見をいただきました。登壇したのは、米国の視点から藤崎一郎・元駐米大使、中国の視点から大野旭・静岡大学教授、朝鮮半島の視点から西岡力・麗澤大学特任教授、そして...
『国基研チャンネル』令和7年1月17日
第571回 保守が真っ二つに分裂-韓国の政情報告 韓国の尹錫悦大統領は、1月15日に逮捕され内乱容疑者として捜査を受ける一方、国会では弾劾訴追され憲法裁判所で弾劾を認めるか否かの審理が始まっている。しかし、大統領は間違ったことはしていないと自信満々であり、支持率はむしろ高くなっている。それは何故か。韓国を訪問し、現地を見た西岡力企画委員が...
中国軍事動向月報 2024年12月
1 全 般 12月は各部隊において年末検閲(原文:年終考核)が実施され、1年の訓練の成果が確認された。 また、秋季徴兵隊員が新隊員教育を終了し各部隊に配置される一方、冬季退役隊員の退役行事が各部隊等で確認された。 台湾関連では、中国は公表していないものの、台湾周辺で9~12日頃に大規模な軍事演習を実施した可能性がある。2024年5月・10月に台湾周辺で中国軍が実施した「聯合利剣」は東...
『二つの史観から東京裁判を顧みる ―田中隆吉と丸山眞男の「遺産」―』 牛村圭・国際日本文化研究センター教授
新年早々のゲストスピーカーとして牛村圭・国際日本文化研究センター教授が、1月10日(金)、国基研企画委員会にて戦後80年を契機に「二つの史観から東京裁判を顧みる」と題して講演し、その後企画委員らと意見交換をした。 牛村教授の講演概要は以下のとおり。 【概要】 ・東京裁判の概要 東京裁判とは、戦前戦中日本の国家指導者や高位の軍人の戦争犯罪を連合国が裁くことを企図した国際軍事法...
『国基研チャンネル』令和7年1月10日
第570回 説明なき石破媚中外交 『国基研チャンネル』第570回は、昨年末から活発化する対中外交、岩屋外相の訪中で中国人ビザの緩和が決定し、王毅外相の訪日、さらには習近平主席の来日まで検討。対中関係は重要だが、トランプ政権誕生目前の今、なぜ中国にすり寄るのか。石破首相は国民に説明が必要だ。本年も国基研チャンネルをよろしくお願いします。 ...
総合安全保障プロジェクト 産経新聞に分析記事掲載
衛星画像を活用し、地域情勢を分析する「総合安全保障プロジェクト」の一環として、「中国ICBM増強着々」と題し産経新聞(令和7年1月9日付 1面トップ)に分析記事が掲載されました。詳細は下記からご覧ください。また、過去の分析も併せてご覧ください。 「総合安全保障プロジェクト」は、わが国を取り巻く安全保障環境の変化を衛星画像を一つの手段として活用し情報分析を行い、目に見える形で日本への脅威を国民...