『ウクライナ情勢と日本』 松田邦紀・前駐ウクライナ特命全権大使
1月31日の二人目のゲストスピーカーは、松田邦紀・前駐ウクライナ特命全権大使で、「ウクライナ情勢と日本」と題して講演し、その後企画委員らと意見交換をした。 ロシアによるウクライナ侵略戦争が始まってから間もなく4年目に入る。松田大使は、ロシアが侵攻した時点の駐ウクライナ日本大使として多くのことを経験したという。この戦争とは何か、日本にとっての教訓は何か、現状分析を含め示唆に富むお話を伺った。 ...
『台湾の現状と今後の見通し』 産経新聞客員編集委員・矢板明夫氏
1月31日の一人目のゲストスピーカーは、現在台湾で印太戦略智庫(インド太平洋戦略シンクタンク)を設立した産経新聞客員編集委員の矢板明夫氏(国基研企画委員)で、現地台湾とオンラインで繋ぎ話を伺った。 矢板氏は最近の台湾国内の様子を中心に解説し、その後企画委員らと意見交換をした。矢板氏が語った概要は以下のとおり。 【概要】 〇最近の台湾事情 台湾ではいま旧正月を迎えているが、新年の挨拶で「...
『国基研チャンネル』令和7年1月31日
第573回 ウクライナ戦争、抑止できなかったのか ウクライナ戦争も4年目となるがそもそも抑止できなかったのか。国基研が、前ウクライナ大使の松田邦紀氏と行なった意見交換をふまえて、元空将の織田邦男企画委員が解説をします。 織田邦男 国基研企画委員・元空将 ...
『国基研チャンネル』令和7年1月29日
第572回 【続報】中国軍の大規模演習 中国軍の12月の軍事演習について、公式発表はないままだが、国基研中川研究員が、様々な公開情報を基に、さらに詳細な分析を行ない、解説します。 中川真紀 国基研研究員 ...
総合安全保障プロジェクト:『海底ケーブルを巡る安全保障上の課題』 大澤淳・中曽根平和研究所主任研究員
総合安全保障プロジェクトの一環で、中曾根平和研究所の大澤淳・主任研究員をゲスト講師に迎え、報告会を実施した。大澤氏は、海底ケーブルの概要とその損傷が及ぼす影響について、安全保障の観点から技術的な視点も加え詳細に分析した。 【概要】 〇海底ケーブルは衛星通信より高速だが弱点もある 国際間通信において、これまで映像中継を含め主流は衛星経由であったが、現在では大容量・高速の海底ケーブル...
総合安全保障プロジェクト・メディア向け報告会
総合安全保障プロジェクトの月次報告。国内主要メディアの記者向け第1回報告会を開催した。 冒頭、櫻井よしこ理事長から開催の挨拶で本会の趣旨説明が行われた。総合安全保障プロジェクトを開始し1年が経過した。その成果はすべて公開してきたが、これをさらに国民に共有されることを期待して報告会を企画したものである。 まず、岩田清文・国基研企画委員(元陸幕長)が海底ケーブルの現状について説明した。これ...
総合安全保障プロジェクト:『中国軍の台湾周辺における軍事演習』 中川真紀・国基研研究員
総合安全保障プロジェクトの月次報告会において、中国の軍事動向を分析する中川真紀研究員が、最近の「中国軍の台湾周辺における軍事演習」と題しブリーフィング。国会議員をはじめ企画委員など多くの参加者を得て実施した。 この総合安全保障プロジェクトの成果は、逐次、国基研チャンネルやホームページ上でも展開する。 今回の中川研究員・発表概要は以下のとおり。 【概要】 〇中国が対台湾で聯合...
総合安全保障プロジェクト 日経新聞、産経新聞、読売新聞、海外紙に記事掲載
「総合安全保障プロジェクト」は、1月24日(金)、国内主要メディア向けブリーフィングを行い、下記各紙(日経、産経、読売、海外紙)に掲載されました。過去の分析も併せてご覧ください。 「総合安全保障プロジェクト」は、わが国を取り巻く安全保障環境の変化を衛星画像を一つの手段として活用し情報分析を行い、目に見える形で日本への脅威を国民一人ひとりが認識することを目的としています。 ...
月例研究会「令和7年日本の展望」
令和7年1月21日(火)、国家基本問題研究所は、定例の月例研究会を東京・内幸町のイイノホールで開催しました。 今回は、終戦後80年(昭和元年から100年)という節目の年頭にあたり、「令和7年日本の展望」と題して各方面の有識者から率直なご意見をいただきました。登壇したのは、米国の視点から藤崎一郎・元駐米大使、中国の視点から大野旭・静岡大学教授、朝鮮半島の視点から西岡力・麗澤大学特任教授、そして...
『国基研チャンネル』令和7年1月17日
第571回 保守が真っ二つに分裂-韓国の政情報告 韓国の尹錫悦大統領は、1月15日に逮捕され内乱容疑者として捜査を受ける一方、国会では弾劾訴追され憲法裁判所で弾劾を認めるか否かの審理が始まっている。しかし、大統領は間違ったことはしていないと自信満々であり、支持率はむしろ高くなっている。それは何故か。韓国を訪問し、現地を見た西岡力企画委員が...