公益財団法人 国家基本問題研究所
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今週の直言

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国基研企画委員・産経新聞特別記者 田村秀男    米国とイランの和平協議は双方の隔たりが大きく、協議2日目の4月12日に中断した。戦略的パートナーである中国の支援を背に、イランは強気の姿勢を崩さない。中国は、イランのイスラム革命防衛隊によるホルムズ海峡航行船舶からの通航料徴収にも深く関わる。米国が和平を急ぐ余り、イランによる同海峡の管理を容認するようだと、習氏の思うつぼにはまる。...

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国基研企画委員・麗澤大学特別教授 織田邦男    3月31日、防衛省は「25式地対艦誘導弾」(12式地対艦誘導弾能力向上型)を陸上自衛隊健軍駐屯地(熊本市)に、「25式高速滑空弾」(島嶼防衛用高速滑空弾)を陸自富士駐屯地(静岡県小山町)に配備した。反撃能力として初めて導入した装備であり、射程は約1000キロとされ、九州、沖縄からは北朝鮮、中国大陸沿岸部などが射程内に入る。  反...

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国基研企画委員兼研究員・麗澤大学特任教授 西岡力    3月19日の日米首脳会談で、高市早苗首相は拉致問題を解決するため北朝鮮の金正恩国務委員長との会談に強い意欲を示し、トランプ大統領からそのプロセスで協力するとの約束を得た。すると23日、北朝鮮の事実上のナンバー2である金与正労働党部長が日朝首脳会談に否定的な談話を出した。しかし、この談話は日本との交渉を拒否するものでなく、交渉...

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国基研企画委員・元海上幕僚長 武居智久    米国とイスラエルの奇襲から始まったイランの反撃は先が見通せない。大規模な対地ミサイルの発射は減ったものの、自爆型ドローン「シャヘド」によるタンカーや周辺国重要施設への攻撃が続いている。専門家はイランの絶え間ない反撃を「弾薬庫の深さ(magazine depth)の戦争」と呼んだが、シャヘドによる攻撃は、ロシアに抗戦するウクライナと同じ...

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国基研企画委員・元陸上幕僚長 岩田清文    イランによるホルムズ海峡の実質的閉鎖は、日本のみならず東南アジア全体のエネルギー安全保障を揺るがしている。  日本政府が国内対策として、石油の民間備蓄義務量を15日分引き下げ、さらに国家備蓄石油を当面1か月分放出すると決定したのは当然である。加えて、補助金と予備費の活用により、ガソリン小売価格を1リットル当たり全国平均170円程度に...

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国基研企画委員兼研究員・麗澤大学特任教授 西岡力    3月20日、韓国で慰安婦像撤去運動を展開してきた金柄憲・慰安婦法廃止国民行動代表が逮捕された。韓国の法治と言論の自由が大きく揺らいでいる。隣人として強い憂慮を感じる。  2月16日付の本欄で伝えたように、李在明大統領が1月にSNSを通じて金氏の活動を「死者名誉毀損」と決めつけた後、警察は家宅捜索を1回、警察署に呼んでの取り...

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国基研企画委員・産経新聞特別記者 有元隆志    高市早苗首相は米国との決裂危機を回避した。それどころか、トランプ大統領は日本の協力は北大西洋条約機構(NATO)とは異なると評価した。「成功」と評価していい会談だった。  ●「日本はNATOと違う」  トランプ大統領は日本も名指してホルムズ海峡への艦船派遣を求めていた。高市首相は会談で「日本の法律の範囲内でできることとでき...

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国基研企画委員兼研究員・元防衛庁情報本部長 太田文雄    トランプ米大統領は14日、中東からの海上輸送の要衝ホルムズ海峡で民間船舶を護衛するため軍艦を派遣するよう日本などに求めた。原油輸入の9割を中東に依存する日本がホルムズ海峡の安全航行に貢献できず、自国関係船舶の護衛すら他国任せにすれば、国際社会に批判されて当然だ。まずは自衛隊法に基づく海上警備行動として海上自衛隊の護衛艦を...

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国基研理事長 櫻井よしこ    米国とイスラエルのイランへの軍事攻撃はイランの核開発を当面阻止した。イランは、イスラエルにとどまらず湾岸地域のスンニ派アラブ諸国を攻撃し、それまで中立を保とうとしていた湾岸諸国は態度を一転させ、米国と共同でイランへの非難声明を発表した。中東の勢力図は大きく変わっていくと思われる。  2024年にイスラエルのネタニヤフ首相が米国の上下両院合同会議で...

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国基研研究員 中川真紀    中国がベトナムと領有権を争う南シナ海・パラセル(西沙)諸島のアンテロープ礁で新たに埋め立てを開始したことが分かった。英国に拠点を置く非営利調査機関のオープン ソース・センターが埋め立ての証拠となる衛星写真と共にリポートを公表した。  アンテロープ礁の北東90キロにあるウッディ島は中国によって3000メートル級滑走路が建設され、既に軍事拠点化されて...

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