公益財団法人 国家基本問題研究所
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国基研ろんだん

荒木和博の記事一覧

 日本の安全保障の基本は「専守防衛」である。占領解除以来、言い方はともかく、こちらからは攻撃せず、相手からやられるときだけ、それを防ぐという国防方針は連綿と堅持されている。「米軍が矛」「自衛隊が盾」。つまり汚れ仕事はアメリカ任せで自らは「平和国家」を気取るという、文字通りの「矛盾」を政府も国会も国民も、真面目な顔をして70年近く続けてきたことは次の世代に嘲笑されるのではないか。  安倍総理の方針...

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 安倍総理は日朝首脳会談に前向きなようだ。米朝交渉が合意せず、行き場を失った北朝鮮が日本に助けを求めてくるという構図は、平成12年(2000)6月の金正日・金大中の南北首脳会談以後、平成14年(2002)9月の日朝首脳会談で金正日が拉致を認め5人が帰って来たときと同じだ。官房副長官としてそこに同席していた安倍総理としては、その再現を目指したいのだろう。  もちろんそれが実現し、拉致被害者が帰って...

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 北朝鮮が度重なる弾道ミサイルの発射に加え、9月3日には6度目の核実験まで行った。むかし流行った山本リンダの歌ではないが、まさに金正恩の「どうにもとまらない」だ。  あの歌には、「はじけた花火にあおられて 恋する気分がもえて来る」という一節があるが、米国との交渉に持ち込むためという理由など、すでに飛び越えてしまったようだ。もはや、パラノイア、ストーカーのレベルである。  これは冗談ではない。今...

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 韓国が揺れている。  すでに報道されているのであらためて説明する必要もないだろうが、知人女性にまつわるスキャンダルでソウルでは大規模な朴槿恵大統領退陣要求デモが起き、韓国マスコミは連日、朴大統領叩きに狂奔している。  最近では日本からJR東日本労組とか動労の組合員が訪韓してこのデモに参加している。朴大統領と安倍晋三総理をセットにして退陣を求めているのである。朴氏については政権支持率も急降下し...

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 北朝鮮のミサイル発射・核実験などで日米韓の連携が重要視されているが、一方で今年2月、韓国では慰安婦問題を全く事実無視で描いた映画『鬼郷(キヒャン)』が封切られ、300万人を超える観客を動員した。昨年末の日韓合意で関係改善に向かうのではないかとの期待もあったが、結果的にはほとんど状況は変わっていない。これから日韓関係はどうなるのだろう。あるいはどうすべきなのだろうか。  ここでは字数の限界がある...

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