公益財団法人 国家基本問題研究所
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国基研ろんだん

野村明史の記事一覧

 13日(日本時間14日未明)、トランプ米大統領は、シリアのアサド政権が化学兵器を使用したとして首都ダマスカスと西部のホムス近郊に局所的な攻撃を行った。トランプ政権がシリア内戦へ直接介入するのは、昨年の2017年4月に続いて2回目であるが、昨年の単独攻撃とは異なり、今回は英仏を率いての105発のミサイル攻撃となった。  ●露との直接対決は望まず  トランプ氏は、3月末に米軍はシリアから撤退...

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 2017年12月末より、イランの各地で政府に対する大規模な抗議デモが発生した。28日に北東部のマシャド、ニシャプール、シャーハルードなどの都市で始まり、29日には、首都テヘラン、シーア派の聖地としても知られるコムやエスファハーン、ケルマンシャー、シラーズなど全土に拡大した。このような大規模デモは2009年のアフマディーネジャード氏の大統領当選に対し、対抗馬であった元首相のムサーヴィー氏側が不正を...

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 トランプ米大統領が6日(日本時間7日未明)、エルサレムをイスラエルの首都と認定し、テルアビブにある米大使館を移転すると公式に発表した。米議会は1995年、大使館のエルサレム移転を義務付ける法律を可決しており、トランプ氏も就任前から公約に掲げていた。  しかし、歴代の米大統領は中東での混乱を避けるため、その決定を先送りする文書に半年ごとに署名してきた経緯がある。今回は、先送り決定の期限が4日に再...

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 サウジアラビアの政治的変化は突然やってくる。サウジ国民は、1、2時間前に王宮庁から国王勅令が発表されることを初めて知らされ、テレビの前にくぎ付けとなる。ここ数年見られる急激な改革もこのように国民に知らされ、希望や不安を与えている。  サウジはアブドッラー前国王までバランスを重視した政策を採っていた。2005年、アブドッラー国王時代は、スルターン(皇太子兼国防相)、ナーイフ(内相)、サルマーン(...

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