公益財団法人 国家基本問題研究所
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国基研ろんだん

梅澤昇平の記事一覧

 政局は目下、めまぐるしい動きでついていけない。まだ二転三転ありそうだ。これまでの常識では考えられない滅茶苦茶な動きだ。  ●総理候補なしで政権奪取とは  その第1は、憲法には、総理大臣は国会議員から選出とあるのを、国会議員でもない人が選挙にも出ず、国政政党の代表として「政権交代を目指す」としていることだ。これでは、政権奪取は目指しませんよ、と言っていることと同じだ。無責任ではないか。 ...

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 10月の解散・総選挙が確実となったことで、民進党がまた性懲りもなく共産党との選挙協力に舵を切ろうとしている。人間の体で大事なのは免疫力だといわれるが、国民も、労働組合も、野党も、共産党に対する免疫力の低下が著しいようだ。  共産党は他の政党と、生まれも、育ちも、性格も、まるで違う。これを忘れてはいけない。猫なで声で近寄ってきても、指には鋭い爪が隠れている。  ●実体は革命目指す秘密組織 ...

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 民進党の代表選挙が行われ、下馬評通り、前原誠司氏が新代表に選出された。むしろ枝野幸男氏を勝たせて民進党を割った方がいい、という裏の声も支持団体の労組関係者にはあったようだが、そうはならなかった。  2人の候補の立会演説をテレビで見たが、訴えで決定的に欠落しているものが2つあった。1つは、北朝鮮のミサイル発射問題にどう対処するかが、ない。もう1つは、次の選挙の話ばかりで、政権への準備をどうするか...

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 野党第一党が機能していないと議会政治は空回りになる。機能とは政権準備だ。  民進党を見ていると、風まかせで漂流しているボロ船を想像してしまう。何のため、乗り合わせているのか。戦争末期に、海軍将兵は、乗っていた軍艦が沈没すると、他の軍艦に拾われ、それも沈没すると次という具合に敗残兵は、乗り移っていったと聞かされた。  民進党は今回またぞろ党首選挙となったが、多くの議員や候補者にとって最大の関心...

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 東京都知事選は、元防衛相の小池百合子氏が圧勝し、野党統一「民共共闘」の候補が次点にも届かなかった。これをどう読むか。  ここでは、参議院選挙からはじまった「民共共闘」の行方について考えてみたい。  共産党は、戦前戦後一貫して「統一戦線」を模索してきた。なんども社会党に呼びかけ、振られ続けてきた歴史といえる。この戦術は共産主義政党による国際組織であるコミンテルンの指令に基づくもの。フランス人民...

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