公益財団法人 国家基本問題研究所
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  • 【自著自賛】憲法改正の論点
    【自著自賛】憲法改正の論点

    文藝春秋

    国基研理事 西修

     櫻井よしこ理事長と田久保忠衛副理事長は、今年6月、交詢社で開かれた憲法フォーラムに参加して、水島朝穂早稲田大学教授の発言にいたく驚かれたようだ。自ら学会の主流であると前置きして、非武装論を積極的に展開したという。会場からは厳しい野次が出たそうである。交詢社といえば、福沢諭吉が結成した上質の団体である。よほど現実離れしていたのであろう。
     本書第1章で「憲法学者が日本を亡ぼす?」との表題のもとで、水島教授をはじめ、何人かの護憲学者の憲法論をとりあげ、批判した。戦後憲法学の欠陥は、憲法至上主義に陥り、憲法に時代を合わせるべきだという感覚が支配的になっていることである。
     日本国憲法が施行されてから66年を経過した。時代環境は大きく変わっている。時代の動きのなかで憲法のあるべき姿を追求する、これが憲法論議の中心的課題とならなければならない。本研究所は、現行憲法の問題点を探り、あるべき憲法像を求めて、何度もシンポジウムや例会を開いてきた。私も役員として発言させていただいた。
     本書は、前述の第1章のほかに、「世界の憲法比較から見える日本国憲法」(第2章)、「日本国憲法誕生の内幕」(第3章)、「刷り込まれた護憲意識」(第4章)、「安全保障法制の再構築に向けて」(第5章)、「『この国のかたち』としての憲法」(第6章)を検討し、最後の第7章で「ここだけは改めたい」として、私の「改正要綱」を提示した。
     ご高読・ご批判いただければ、幸甚である。

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