国基研は平成20年11月21日、拓殖大学の渡辺利夫学長を講師に招き、東京・永田町の星陵会館で中国経済に関する講演会を開きました。国基研の企画委員会が中長期的テーマとして取り組んでいる中国問題研究の一環で、講演会には法人会員や賛助会員も出席し、活発な質疑応答が行われました。
渡辺学長は「中国経済:何が問題か」と題した講演で、1998年から10年間にわたった中国の長期安定成長は昨年半ば以降、失速傾向にあると説明。景気の反転にもかかわらず、固定資産投資が増え続けており、投資の過熱と内需の低迷を解消できなければ「投資バブルの崩壊もあり得る」と警告しました。
御講演される渡辺学長
質疑応答の様子
会場の様子