国家基本問題研究所は平成24年4月3日(火)憲政記念館にて、チベット亡命政府ロブサン・センゲ首相初来日記念シンポジウム 「アジアの自由と民主化のうねり~日本は何をなすべきか~」を開催しました。
Part 1
パネリスト
ロブサン・センゲ チベット亡命政府首相
櫻井よしこ 国家基本問題研究所理事長
田久保忠衛 国家基本問題研究所副理事長
ロブサン・センゲ チベット亡命政府首相略歴
1968年、亡命チベット人社会で生まれた。インドのデリー大学で英文学と法律を学び卒業。96年、フルブライト奨学生として米ハーバード大学で修士課程を修了。2004年には同大学のロー・スクールでチベット人として初めて法学博士号を取得した。博士論文は「亡命チベット政権の民主主義と歴史」(1959-2004)。2007年、アジア・ソサエティが選んだ「アジアのヤングリーダー」24人の一人になった。ダライ・ラマ法王14世の政治的引退発表後に行われた世界中の亡命者による投票で首相に選ばれた。昨年8月8日、インド北部・ダラムサラにある亡命政権の主席大臣(首相)に就任。首相就任以来、日本を訪れるのは初めて。ダライ・ラマ法王は宗教的指導者として活動を続けている。
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Part 2
パネリスト
ドルクン・エイサ 世界ウイグル会議事務総長
オルホノド・ダイチン モンゴル自由連盟党幹事長
櫻井よしこ 国家基本問題研究所理事長
田久保忠衛 国家基本問題研究所副理事長
ドルクン・エイサ 世界ウイグル会議事務総長略歴
1967年生まれ。新疆ウイグル自治区、東トルキスタンの新疆大学で物理学を専攻。87年、科学・文化の学生連盟を創立、翌年、ウルムチで民主学生運動を組織したため、自宅軟禁となり、大学から追放処分を受けた。中国政府の迫害に耐えた末に96年、ドイツに亡命、2006年ドイツ国籍を取得した。トルコのガジ大学で政治・社会学(修士号)、ドイツ・ミュンヘンではコンピュター科学を学んだ。ウイグル人の人権擁護を訴える活動を世界的に展開しているため、中国政府の監視下に置かれている。2004年に亡命ウイグル人の国際組織、世界ウイグル会議をミュンヘンで立ち上げた。議長は「ウイグルの母」と呼ばれるラビア・カーディル女史。
オルホノド・ダイチン モンゴル自由連盟党幹事長略歴
1966年生まれ。内モンゴル師範大学モンゴル文学部卒業。89年から11年間、地元の高校でモンゴル語の教師を務めた。2000年11月、来日、大阪外国語大学大学院で言語学、また、大阪大学の博士課程を修了した。2006年、同志と共にモンゴル自由連盟党を結成、内モンゴル自治区とその周辺のモンゴル人の自由、人権、平等を訴える運動を展開している。機関紙「自由モンゴル」(モンゴル語)の発行人兼編集長を務めている。
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