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2020.12.11 (金) 印刷する

【詳報】 月例研究会 「自由を守る覚悟 ―中国共産党一党独裁と菅政権―」

月例研究会/令和2年9月9日/東京・内幸町 イイノホール

自由を守る覚悟 ―中国共産党一党独裁と菅政権―

新型コロナの猛威はおさまらず。9月の月例研究会は7月につづいて“無観客”で実施しました。安倍首相の7年9カ月という長期政権はおわり、菅新政権が誕生いたしました。が、我が国の周辺を見回せば、朝鮮半島問題が存在し、独裁国家・中国もまた大きな脅威となっていることに何ら変わりがない。自由主義陣営の一員として、我が国は一体何をなすべきか。中国公船が接続水域を跋扈し尖閣諸島の占有が風前の灯火の状態にある今、櫻井理事長を中心に、斯界の論客たちが得た結論とは何か。

登壇者略歴

葛西 敬之(かさい よしゆき)
昭和15年(1940年)生まれ。昭和38年3月東京大学法学部卒業後、日本国有鉄道入社。昭和44年6月米国ウィスコンシン大学経済学修士号取得。昭和61年2月職員局次長。昭和62年4月東海旅客鉄道株式会社発足と同時に、取締役総合企画本部長に就任。平成7年(1995年)6月、代表取締役社長。平成16年6月代表取締役会長。平成26年4月 代表取締役名誉会長。令和2年(2020年)6月名誉会長。平成25年フジサンケイグループの正論大賞を受賞。平成26年旭日大綬章を受章。著書に『未完の「国鉄改革」』(東洋経済新報社)、『国鉄改革の真実「宮廷革命」と「啓蒙運動」』(中央公論新社)、『明日のリーダーのために』(文藝春秋)『飛躍への挑戦 東海道新幹線から超電導リニアへ』(ワック)がある。

岩田 清文(いわた きよふみ)
昭和32年(1957年)徳島県生まれ。昭和54年に防衛大学校卒業後、陸上自衛隊に入隊。戦車部隊勤務を経て、平成5年(1993年) 米陸軍指揮幕僚大学へ留学。平成16年 陸将補、富士学校機甲科部長。平成22年 陸将、第7師団長。平成23年 統合幕僚副長。平成24年 北部方面総監。平成25年 第34代陸上幕僚長を歴任し、平成28年に退官。著書に『中国、日本侵攻のリアル』(飛鳥新社)。

有元 隆志(ありもと たかし)
昭和40年(1965年)神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒業、昭和64年産経新聞社入社。ワシントン特派員、政治部次長、編集局副編集長、政治部長を歴任。現在、産経新聞正論調査室長に加え、フジサンケイグループの理論的支柱である月刊誌『正論』の発行人を務める。主な著書に『歴史戦』『日本共産党研究』(産経新聞出版、共著)など。

櫻井 よしこ(さくらい よしこ)
ハワイ大学卒業(アジア史専攻)。クリスチャン・サイエンス・モニター紙東京支局員、日本テレビのニュースキャスターなどを経て、フリージャーナリスト。平成19年(2007年)に国家基本問題研究所を設立し、理事長に就任。大宅壮一ノンフィクション賞、菊池寛賞、フジサンケイグループの正論大賞を受賞。「21世紀の日本と憲法」有識者懇談会(通称、民間憲法臨調)の代表を務めている。著書は『言語道断』『親中派の嘘』『一刀両断』『愛国者たちへ 論戦2018-2019』『問答無用』『韓国壊乱 文在寅政権に何が起きているのか』『朝日リスク 暴走する報道権力が民主主義を壊す』『チベット 自由への闘い』『日本の未来』『日本の勝機―米中間の変化に果敢に向き合え』など多数。

櫻井よしこ みなさん、こんにちは。

本来ならたくさんの方々に会場にお出かけいただいて、月例研究会を開かせていただくわけですが、コロナという存在はどうにもなりません。本日は、私たちにとって最大の脅威である中国と、いったいどう向き合っていくべきか。この一点に絞って論じていきたいと思います。

登壇者のみなさまをご紹介いたします。まず、JR東海の名誉会長でいらっしゃる葛西敬之さん。続いて、国基研評議員の岩田清文さん。岩田さんは陸上幕僚長をつとめられた方です。そして有元隆志さんです。産経新聞の正論調査室長兼月刊「正論」の発行人でいらっしゃいます。

私たちはまず中国を中心とする世界の現状を、どのように見つめるべきなのか。それぞれのお立場からお話しいただけたらと思います。葛西さんからお願いいたします。

葛西敬之 ご紹介いただきました葛西です。まず、現在がいったいどういう節目なのか、時代としてどういう節目にあるのかということを、最初に考えてみたいと思います。二十世紀が終わって、二十一世紀の秩序に転換しつつある。その転換しつつある秩序転換の最終段階に、私たちは今いるのではないかと考えております。

私は一九四〇年生まれですが、私が生まれた十月二十日のちょうど一カ月ほど前に日独伊三国同盟が結ばれました。翌年から戦争が始まりましたが、二〇二〇年の現在は、同じようなタイミングに比較できるような時期にあるのではないかと思っています。

秩序転換の経過というものを簡単に振り返ってみますと、まず一九九〇年代の初めにソ連が崩壊し、冷戦が終わりました。冷戦が終わったときの形というのは、核兵器の抑止力というものが働いていましたが、米ソの間では、戦いがなく、爆弾とか砲弾の攻撃なしにソ連が崩壊しました。

そして、そのあとの世界がどうなったかというと、冷戦の反動もあってグローバリズム、すなわち、金融資本主義というような形の時代に突入していきました。金融資本主義というのは、金融エリートにとっては非常に都合がいいものです。お金は国境を簡単に越えグローバル化しても、人間には言葉があり、生活習慣があるため、国境はそう簡単に越えられません。人間は取り残されてしまったのです。つまりお金だけが先に出ていって、儲けるという時代になったわけです・・・

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自由を守る覚悟 ―中国共産党一党独裁と菅政権―

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