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2013.06.06 (木) 印刷する

【詳報】 月例研究会 「変わる米国のアジア政策 日本の進路を問う」

月例研究会/平成25年6月4日/都市センターホテル・コスモスホール


 中国の習近平国家主席があわただしく動いた。2月のプーチン露大統領会談を皮切りに、6月には、異例の早さでオバマ米大統領との会談にこぎつけ、さらに、朴槿恵韓大統領との会談が続いた。この動きは、安倍首相のスピーディーな価値観外交、中国包囲外交を畏れているからと言えるのではないか。
 内向きに変化しつつある米を巡る日・中・韓三つ巴の駆け引き外交は第1幕が開いたばかりだ。今回の月例研究会は、4月の月例研究会「アメリカは変質するか」を受けて第2部という位置づけで行われた。

【登壇者略歴】

櫻井よしこ
ハワイ大学卒業(アジア史専攻)。クリスチャン・サイエンス・モニター紙東京支局員、日本テレビのニュースキャスターなどを経て、フリージャーナリスト。平成19年に国家基本問題研究所を設立し、理事長に就任。大宅壮一ノンフィクション賞、菊池寛賞、フジサンケイグループの正論大賞を受賞。『異形の大国中国』『宰相の資格』など著書多数。「21世紀の日本と憲法」有識者懇談会(通称、民間憲法臨調)の代表を務めている。

田久保忠衛
昭和8(1933)年生まれ。早稲田大学法学部卒。時事通信社でワシントン支局長、外信部長、編集局次長などを歴任。杏林大学社会科学部教授(国際関係論、国際政治学)、社会科学部長、大学院国際協力研究科長などを経て、現在名誉教授。法学博士。国家基本問題研究所副理事長。正論大賞、文藝春秋読者賞を受賞。著書は『戦略家ニクソン』ほか。産経新聞新憲法起草委員会委員長を務めている。  

加藤勝信
昭和30年(1955)年生まれ。東京大学卒。大蔵省入省、内閣官房副長官秘書官、農林水産大臣秘書官などを歴任。平成15年衆議院議員初当選。現在当選4回。内閣府大臣政務官、自民党副幹事長などを歴任。第二次安倍内閣にて内閣官房副長官を務めている。

湯浅博
昭和23(1948)年東京生まれ。中央大学法学部卒業、産経新聞社入社後に、政治部、経済部。この間、大蔵省、外務省を担当。プリンストン大学Mid‐Career Program修了。ワシントン支局長、シンガポール支局長を経て、現在産経新聞特別記者・論説委員。産経新聞に「世界読解」「くにのあとさき」などコラム執筆中。著書は、『覇権国家の正体』『歴史に消えた参謀 吉田茂の軍事顧問 辰巳栄一』『アジアが日本を見捨てる日』など。

 

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13.6.4