7月13日(水)、国家基本問題研究所(櫻井よしこ理事長)は、外国人による優れた日本研究を顕彰、奨励する第9回「国基研 日本研究賞」の授賞式及び記念講演会を、東京の内幸町にあるイイノホールで開催しました。
日本研究賞の受賞者はエヴァ・パワシュ=ルトコフスカ・ワルシャワ大学教授、特別賞は韓国人の李大根・成均館大学名誉教授及び米国人のジェイソン・モーガン・麗澤大学准教授が受賞しました。
記念講演会では、日本研究賞受賞者のルトコフスカ氏が、ポーランド・日本関係史について、スライドを使い分かり易く説明。ロシア(旧ソ連)を挟んで東西に位置する日本とポーランドとの関係は、戦略環境や価値観を同じくするため戦後の一時期を除き連綿と続きました。
両国交流の具体例をつぶさに取り上げた氏の受賞作『日本=ポーランド関係史』はまさに両国関係の史料集に相応しい大作と言えるでしょう。
今回、日本研究賞受賞者のルトコフスカ氏は遠路ポーランドからご主人とともに来日しました。コロナ禍発生以来久しぶりに外国からお招きし、喜びを分かち合うことができたことに改めて感謝したいと思います。
また、特別賞の李大根氏は韓国からリモートで受賞。同じく特別賞のモーガン氏は奥様とともに受賞されました。以上、3氏の受賞に改めて祝意を表するものです。
なお、授賞式および記念講演会の詳報は後日お届けする予定です。
(文責 国基研)
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