2025年12月の記事一覧
我が国は兵器級プルトニウムの在庫ゼロ 奈良林 直(北海道大学名誉教授)
首相官邸幹部がオフレコを前提に「日本は核保有すべきだ」と記者団に語ったことをマスコミが報道して大騒ぎになったが、我が国が独自に核開発をすることは不可能に近いことを周知しておきたい。 保有プルトニウムは非兵器級 我が国の原子力発電所で発電に使われた使用済み核燃料は、英国、フランスで再処理され、保管されているが、これは兵器には使えない非兵器級のプルトニウムである。1年半後に営業運転が始まる...
米国覇権の終焉と日本の新たな役割 岩田清文(元陸上幕僚長)
12月4日に公表された米国の国家安全保障戦略(NSS)は、その名称とは裏腹に外交政策の基本方針を示した文書である。その性格については、先週の「今週の直言」(第1320回)「今週の直言」(第1320回)ですでに指摘したとおりだ。 トランプ第1次政権下のNSS2017は、中国とロシアを「現状変更勢力」、北朝鮮を「ならず者国家」と断じ、明確な対立構図を打ち出していた。ところが、今回のNSS2025...
防衛力強化を「軍拡」と言うNHK 太田文雄(元防衛庁情報本部長)
11月29日のNHK朝のニュースは、ロシアのウクライナ侵略に対抗するために欧州諸国が徴兵制を復活する様子を取り上げた。ここで徴兵制を女性にまで拡大したデンマークに関し、世論調査で賛成53%に対して反対が32%であった事を報じたまでは良かったが、赤木野々花アナウンサーは、女性だけに限ると反対は39%あるのに、それを無視して「軍拡」に走るのは納得できないとコメント、井上二郎アナウンサーも、「そうですね...
佐渡の朝鮮人戦時労働「強制」説否定される 長谷亮介(麗澤大学国際問題研究センター客員准教授・歴史認識問題研究会研究員)
11月29日に東京にて、筆者が所属する歴史認識問題研究会(歴認研)の公開研究会「佐渡金山朝鮮人労働の真相-147人の証言から―」が開催された。『反日種族主義』(2019年)の共著者の一人である韓国の李宇衍(イ・ウヨン)博士が登壇し、戦時中(1939年~1945年)に新潟県の佐渡島で働いた朝鮮人労働者の真相に迫った。 佐渡金山の世界遺産登録申請が公表されて以降、韓国政府や一部の日本人は朝鮮人を...






