2026年3月の記事一覧
米中に通底する対日認識に注意せよ 荒木信子(朝鮮半島研究者)
3月20日、訪米中の高市早苗首相が同席する場で、トランプ米大統領は日本人記者から米・イスラエル軍によるイラン奇襲について問われたのに対し「不意打ちのことは、日本が一番よく知っているだろう。どうして日本は真珠湾のことを(米国に)知らせなかったのか」と答えた。大統領が日本軍の真珠湾奇襲を突然持ち出した真意は不明だが、大統領とは別に、真珠湾攻撃をいまだに批判する高官がトランプ政権に存在することは、日本と...
木村かほるさんの安否確認を北に求めよ 荒木和博(特定失踪者問題調査会代表)
3月26日付産経新聞(東京版)は1面トップで、特定失踪者(北朝鮮に拉致された可能性の排除できない失踪者)木村かほるさんについての目撃証言を報じた。目撃したのは李日奎(リ・イルギュ)元北朝鮮キューバ大使館参事である。 李氏は日本で『私が見た金正恩』(産経新聞出版)という著書も出しており、その本の中に北朝鮮とキューバ大使館で目撃した日本人について書いている。私も同書を読んで李氏に問い合わせたのだ...
「自衛隊明記」だけではできない船舶防護 太田文雄(元防衛庁情報本部長)
中東情勢の緊迫化に伴い、英仏が中東に空母を派遣して自国船舶の防護に乗り出したのに、日本は自国の船舶防護のために海上自衛隊の艦艇をすぐに派遣できない。理由は、諸外国の軍と異なり、警察予備隊から発展した自衛隊では警察法体系に基づき、許容される行動を列挙するポジティブリストになっているからだ。行動が原則自由で例外的に禁止・制限される諸外国軍と同様のネガティブリストの法体系であれば、即派遣できる。 ...
米国の見事な情報活動と不安な兵站 太田文雄(元防衛庁情報本部長)
2月28日、米軍及びイスラエル軍はイランへの攻撃を開始した。軍事的な観点から、米国とイスラエルのインテリジェンス(情報活動)における成功がこれから国家情報局を創設する日本に与える教訓と、トランプ大統領の今後の「大規模攻撃」により、将来起こり得る台湾海峡危機での弾薬不足というロジスティック(兵站)面の不安について、元防衛庁情報本部長にして、かつロジスティックを担当する統幕4室長を経験した者として述べ...





