9月30日(金)国家基本問題研究所は、近傍の都市センターホテルにおいて、研究顧問会議を開催した。櫻井よしこ理事長の呼びかけに応じ、平川祐弘氏、伊藤隆氏、秦郁彦氏及び加地伸行氏の総員が一堂に会した。
冒頭、櫻井理事長から本顧問会議を開始するにあたり、その役割についての説明があった。すなはち、国益のため研究顧問の方々の叡智を結集し、国基研の研究活動を活発化させ、日本を代表するシンクタンクに成長させるとのこと。その後、各研究顧問はそれぞれの専門分野のみならず、多方面の話題に議論を発展させた。
例えば、歴史認識問題において対外発信が不足しているとの平川顧問の指摘や、秦顧問の著作の英訳作業の時間的問題など喫緊の話題で会議が始まると、北方領土の問題から憲法改正まで、一気呵成に話題が展開した。次に、加地顧問が若い世代の教育の重要性を訴え、人材育成への尽力を求め、伊藤顧問が、靖国神社の問題を取り上げると各研究顧問から持論が展開された。
このように知識と見識が湧き出でる泉のごとく豊かな会議となり、今後も継続して開催することで意見が一致した。
(文責 国基研)