2014.07.19 (土)
【意見広告】「河野談話」の検証はまだ終わっていません
平成26年7月17日
公益財団法人 国家基本問題研究所
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公益財団法人 国家基本問題研究所
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政府は六月二十日、河野談話(平成五年)の検証報告を公表しました。
慰安婦問題を巡り「セックススレーブ(性奴隷)二十万人」という事実無根の中傷が世界中に広まっており、検証はなされて当然でした。
しかし、その内容は、当時の河野洋平官房長官と外務省が行った謝罪外交の失敗を覆い隠すものでしかありませんでした。これでは、汚された日本人の名誉は回復されません。
平成四年一月の訪韓で、宮沢喜一首相は八回も謝罪しました。その時点で、慰安婦強制連行があったのかどうか、政府は調査をしていませんでした。「私は女の狩り出しを命じた」(吉田清治氏)というありもしない証言と朝日新聞の誤報で激高した韓国世論におもねって、その場しのぎで謝ったのでした。調査をせずにとにかく謝罪する――、外務省主導のこうした外交姿勢は非難されてしかるべきです。
国益と名誉を回復するために、政府と国会は外務省の自己弁護を許すことなく、検証を継続していかなければなりません。談話作成に責任を負う河野氏と外務省関係者の国会での説明は不可欠です。
事実こそが、反日宣伝から日本を守るのです。
7月17日(木)読売新聞、毎日新聞
7月18日(金)産経新聞
7月19日(土)日経新聞 に掲載
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