駐日イスラエル大使館のイリット・サヴィオン公使等は、3月11日、国家基本問題研究所において、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員に対し日本とイスラエルとの交流が進展していることについて述べ、その後意見交換した。
イリット・サヴィオン・ヴァイダーゴルン公使は、テルアビブ大学・大学院出身で27年間の外交官経歴を持つ女性公使であり、昨年8月から現職務についている。
公使は、ここ2年くらいの間で、日本とイスラエルとの交流が、大きく動き始めた感があると述べた。特に、2014年に茂木経済産業大臣がイスラエルを訪問し、イスラエルにビジネスの機会を提供し、その後、2015年には安倍総理大臣が訪問し、ネタニヤフ首相と会談するなど、両国関係はさらに親密度を増してきたという。
具体的には、産業、科学技術、経済、外交、防衛などの分野で対話が行われるようになり、特に航空宇宙産業やサイバーセキュリティーの分野に期待が寄せられているという。また、「ヤングリーダーシッププログラム」という、日本の若い世代をイスラエルに招待して相互理解を図る制度があることも併せて紹介した。
(文責 国基研)