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2016.03.11 (金) 印刷する

米国大統領選挙戦のトランプ現象を語る ジェームズ・アワー 米ヴァンダービルト大学名誉教授

 米ヴァンダービルト大学名誉教授のジェームズ・アワー日米研究協力センター所長は、3月11日、国家基本問題研究所において、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員に対し米国大統領選挙戦の現状などについて語り、意見交換した。
 ジェームズ・アワー名誉教授は、当研究所の客員研究員でもあるが、今回産経新聞の「正論大賞」の受賞のため来日し、この機会をとらえ、企画委員会のため時間を割いて来所したものである。
 アワー氏は、まず米国内のトランプ現象について、極めて異常な状態だと断じた。仮にトランプ候補が共和党の代表となれば、旧知の保守派でさえ、クリントン氏に投票するだろうという。実際、トランプ氏の掲げる政策がどこを向くことになるかが予想できないところに怖さがある上、連日トランプ氏の発言が、その過激さゆえメディアで取り上げられることが多く、労せずして宣伝効果を得ているのが米国の現状とのこと。一方、対抗馬となるはずのクルーズ氏やルビオ氏に勢いが無いが、ルビオ氏が地元フロリダで優位となれば、多少は面白くなると予想できるという。
 また、アワー氏は台湾総統選挙で蔡英文氏が当選したことに絡め、今後は日米台の関係強化に期待するところが大きいと述べた。台湾は地政学的に見て、第1列島線の要の位置にあり、西太平洋の安全保障にとり重要である。そのような観点から、米海軍と海上自衛隊、そして台湾の海上監視能力は、相互に連携する価値が大いにあると論じた。(文責・国基研)

16.03.111