インドのN.C.ビジ・ビベカナンダ国際財団所長は1月18日(月)、ホテルニューオータニで、国家基本問題研究所の櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと、日印共同研究に関して意見交換した。
ビジ所長はインド北部ジャンムー地方の出身で、1962年にインド陸軍に入隊以来、一貫して歩兵部隊を歩み、陸軍参謀総長を最後に2005年に退官、現在はビベカナンダ国際財団所長として活躍している。
ビジ氏は、前回の国基研との共同研究の成果を高く評価し、今後もVIFと国基研との共同研究を推進することを望んだ。
特に、両国に共通する海洋における安全保障の問題をはじめ、対テロリズム、対中外交などの困難で厄介な問題への対応が急務であり、また対露認識では歴史的経緯を含め、それぞれの違いを確認することも重要であることも併せて話し合い、研究の方向性を認識した。
最後に両者は、今後もVIFと国基研が、機会あるごとに意見を交換しつつ、相互の意思疎通をはかることを確認した。
(文責 国基研)