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2022.02.15 (火) 印刷する

国基研・ビベカナンダ国際財団共催ウェビナー 『インド太平洋の戦略的概観 2022年』

2月10日、櫻井よしこ理事長はじめ国基研のメンバーは、インドのビベカナンダ国際財団(VIF)との国際セミナーをオンライン形式で実施した。

テーマは双方の協議で「インド太平洋の戦略的概観 2022年」とした。時差の関係から合計2時間という時間的制約もあり、発表者はそれぞれ1名ずつとした。

まず、VIF側アルビンド・グプタ所長が開会挨拶を行った。前回の対面での会議から3年という時が流れたが、その間にも世界情勢は急速に変化した。オンラインという新たな手段も活用し、この研究会を開くことができて喜ばしいとした。櫻井理事長は、インド太平洋の安全保障にとって両国が協力を深化させることが共通の利益になると指摘、今後も意見交換の機会を増やしていこうと応じた。

次に、インド側を代表してアニール・ワドワ元イタリア大使・VIF特別研究員がシンガポールから発表を行った。内容はアフリカや南太平洋まで包含するインド太平洋という広大な地域情勢を概観するものだった。特にインド洋上のコモロ、マダガスカル、モーリシャスなどのヴァニラアイランドと言われる国々が、中国やロシアという列強と対峙する上で重要な結節点になる可能性を指摘した。

続いて日本側は、湯浅博・国基研主任研究員が「便宜上の中露同盟:インド太平洋戦略に新たな試練」と題して発表した。瀬戸際外交戦略を駆使する中露に対抗するには、自由民主国が足並みを揃える必要がある。具体的な枠組みとして、日米豪印に加え欧州やASEANを含めるQUADプラスが有効な地政学的選択だとした。

その後、予定時間を大幅に超過して質疑応答が活発に行われ、次回の早期開催を約束して、オンラインセミナーを終了した。

(文責 国基研)