第315回 米国事情とウクライナ情勢 最新型戦車の供与がゲームチェンジャーになることを期待。ただしロシアが切羽詰まると戦術核の選択も。広島サミットの時期がメルクマールになる可能性あり。米の拡大抑止は果たして信用できるのか。日本は理想論でなく真剣に核に目を向けるべきである。
櫻井よしこ 国基研理事長
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第316回 気球を日本は撃墜できるのか 米軍は4つの気球を撃墜したが日本は撃墜できるのか。戦闘機の能力的には可能。法的・政治的には議論中だが可能になる見込み。反対意見もあるが中国に過度な配慮は不要である。今後はドローン(無人機)への対応も期待したい。
岩田清文 国基研企画委員
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第317回 日米のLGBT法案を比較 日本ではLGBT差別禁止法案が国会で議論されているが、問題は女性への配慮がないこと。米国では民主党が同種の法案を提出したが通過する見込みは低い。共和党が反対する理由は女性保護を優先するため。LGBT問題を政治の道具にしてはならない。
島田洋一 国基研企画委員兼研究員
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第318回 バルーン事件は中国の大失態ではないか 北米大陸を横断したバルーン事件は中国の大失態ではないか。習近平政権が穏健作戦に出た直後の事件は痛手である。米国内では住民が銃を構えて気球を狙う動画が拡散。中国の脅威が目に見える形で現れアメリカ人を覚醒させてしまった。分断深まる米国が9.11の時のように再びまとまる契機になるかもしれない。
湯浅博 国基研企画委員兼研究員
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第319回 大型気球の操縦法 最近の大型気球は2重構造で、中に小さい気球が入っている。内側気球のHeガスを外側気球に移動することで浮力を調整し上下動の操作をする。上空は高度によって風向が異なるため気球を上下させることで目的地に向かう。上層風を観測してAIを使えばより正確な操縦が可能になる。
奈良林直 国基研企画委員
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