国基研設立記念パーティー開かれる

国家基本問題研究所の設立記念パーティーが3月17日、東京・内幸町の日本プレスセンターで開かれ、約450人の参加者が新しい研究所の船出を祝った。櫻井よしこ理事長はあいさつで、「国基研は日本の歴史と文明を踏まえ、日本の将来を見詰めて、どうしたらよいのかを発言していく」と決意を述べ、参加者に対し、末長く一緒に歩んでほしいと支援を呼び掛けた。

パーティーは発起人のあいさつで始まり、経済同友会幹事の奥谷禮子氏（ザ・アール社長）は「（国基研が）よい方向で発展してほしい」、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の横田早紀江さんは「たくさんの方が一つになってこの国をよくしてほしい」とそれぞれ述べ、国基研の今後の活動に期待を表明した。乾杯の音頭を取った漫画家の小島功氏も「自由な発想で世界を変えてほしい」と激励した。

続いて、許世楷・台北駐日経済文化代表処代表、作家の井沢元彦氏、西川京子衆院議員、西村眞悟衆院議員、茂木賢三郎キッコーマン副会長、衛藤晟一参院議員、住田良能産経新聞社社長らが相次いで祝辞を述べた。

さらに、名古屋から駆けつけた葛西敬之・東海旅客鉄道（ＪＲ東海）会長が発起人代表としてあいさつし、「（櫻井理事長らが）独立自尊の精神で国のため貢献しようと決意したのは大変なことで、できる限り協力する」と表明した。

国基研側からは、城内実理事（前衆院議員）と屋山太郎理事（評論家）も登壇してあいさつ。最後に田久保忠衛副理事長が締めくくりの謝辞を述べた。

参加者には、櫻井理事長の近著『私は金正日との闘いを止めない』と『日本よ、「歴史力」を磨け』（いずれも文藝春秋刊）が配布された。