在ロサンゼルス日本国総領事館の千葉明総領事は4月14日、国家基本問題研究所の定例の企画委員会において、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと意見交換をした。
経歴は、1959年テヘラン生まれ、1984年東大法学部卒、外務省入省、在中大使館参事官、在米大使館公使、在イラン大使館公使などを経て、現職。
千葉総領事は米国、ロサンゼルスにおける自らの体験を具体的に説明。日系人社会とのつながりや、現地日本人の暮らしを守りつつ、米国社会へ日本の正しい姿を発信するという仕事の重責を述べると同時に、困難な状況も多々あるという現状を率直に語った。
その中では、意外な発見もあるという。たとえば、日本ではあまり知られていないが、先の大戦中に日本に入国したユダヤ人を帝国陸軍が上海へ輸送するという「河豚計画」を芝居にした「Fugu」が、本年の1月から3月にかけ地元の劇団により上演され、戦時中の日本評価に一役買っているなどと紹介した。
(文責 国基研)