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2019.01.11 (金) 印刷する

「トランプ大統領との旅と労苦(Travels and Travails)」 スティーブ・ハーマン氏

 ヴォイス・オブ・アメリカ(VOA)のホワイトハウス支局長スティーブ・ハーマン氏を、1月11日、国家基本問題研究所の企画委員会に招き意見を聞いた。
 ハーマン氏はかつて、日本や韓国の外国特派員協会の会長を務めるなど、アジア各国の事情にも通じており、今回は、トランプ大統領を取材するVOA記者として大統領専用機エアフォースワンに搭乗、15カ国地域に同行取材した経験をもとに、大統領の印象について語った。
 その中で見てとれるトランプ大統領は、白か黒かを明確にし、人間関係を特に重要視する姿勢だという。たとえば、国家の関係の前に人間関係を築き、その判断を外交に持ち込む傾向が強いとのこと。
 対外関係で白黒をつけてみると、関係の良好な国は、インド、日本、サウジアラビア、ベトナムなどで、悪い国は、キューバ、イラン、パキスタン、シリア、ドイツなどという。どちらでもないのは、豪州、カナダ、中国、EU諸国、メキシコ、南北朝鮮で、豪州やカナダに対する見方に議会との差がある印象は否めない。
 その他、トランプ大統領は世間一般に知られているようなメディア嫌いという印象はなく、記者は容易にアクセス可能だとした。
 今後日本にとって、大統領が訪日する機会を通じて、日米関係をより強固にできるチャンスであり、ご譲位などを最大限利用することができる日本は、外交カードが他の国より多いと指摘した。
 最後に、自らの側近を容赦なく切り捨てるトランプ大統領の姿勢は、カイザー・ヴィルヘルム2世に類似するとしたことは興味深い。 (文責・国基研)

19.01.11