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2019.07.05 (金) 印刷する

「赤化する韓国に未来はあるか」 李度珩(イ・ドヒョン)・前『韓国論壇』社長

李度珩氏は、7月5日、定例の企画委員会におけるゲストスピーカーとして、韓国の国内事情などについて語り、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと意見交換した。

2019.07.05

まず氏が語ったのは、2017年6月28日の文在寅大統領。初訪米の際、最初に大統領が向かったのは、バージニア州の海兵隊基地にある長津湖(チャンジンホ)の戦いの碑への慰霊だった。朝鮮戦争において米国史上で最悪の敗戦の一つに数えられる戦闘で、米海兵隊員4500名が犠牲になった。その結果、国連軍は撤退するが、その際現地の避難民1万5千人を海路で脱出させている。

この訪米では、上記のような対米配慮もあり、トランプ大統領に好印象を与えたが、その後の度重なる親北対応により、本年の訪米ではあからさまな冷遇を招いたと指摘。大阪サミット後に、トランプ大統領が38度線を訪問したときも、韓国外しだった。

文大統領は、来年の韓国動乱(朝鮮戦争)70周年記念行事を、南北同時に開催したいとの意向を示している。その根底にあるのは、自分の親族が北朝鮮に在住しており、2004年には金剛山で離散家族と再会する行事にも出席するなど、相当程度北朝鮮に感情移入していることが窺えるという。このような大統領を選んだのは韓国国民自身であり、次に体制を決める選挙に期待するしかない。ただし大統領選で、かりに電子投票が行われると、操作される危険があるとも。

氏は、赤化しつつある祖国に、大変な危機感を抱いている。特に、韓国の若者が自国の歴史を知らないことを憂いている。本を読まず、学校教育でも触れないため、自由を勝ち取るため、先達が多くの血を流してきたことを知らない。そのため、現実の危機意識が欠如していると嘆いた。

李度珩氏は1933年ソウル市生まれ。建国大学卒業後、64年朝鮮日報入社、東京特派員、論説委員を歴任。75年~76年に慶応大学に留学し92年に退社。前『韓国論壇』社長で、現在は『現象と真相』という月刊誌の発行人。著書は『韓国は消滅への道にある』(17年、草思社)など多数。(文責 国基研)