公益財団法人 国家基本問題研究所
https://jinf.jp/

最近の活動

2023.02.24 (金) 印刷する

『国基研チャンネル』令和5年2月24日

第320回 岸田総理のウクライナ訪問

米バイデン大統領、伊メローニ首相、西サンチェス首相が立て続けにキーウに。西側の連帯を示す中、岸田総理は未だ訪問できず。日本はG7議長国としての覚悟が問われている。

 

櫻井よしこ 国基研理事長
有元隆志 国基研企画委員

 

第321回 新START問題

プーチン氏が米国との戦略核兵器削減条約の履行停止を宣言。しかしすでに数年前からロシアが査察を受けず事実上停止状態。中国が入らない削減条約は無意味でもある。他方、米国では条約を破棄する権限が大統領1人にある。そこに日本はもっと目を向けるべき。日米安保条約も例外ではないのだ。

 

島田洋一 国基研企画委員兼研究員

 

第322回 ウクライナ戦争から1年

今日24日の1年前にウクライナ侵略が始まった。だがロシアは戦略目的を達成できてない。その姿を中国は後ろから見ている。ロシアを対米抑止の道具とする中国が活発外交を展開中。ロシア寄りの中国が戦争仲介に乗り出すなら日本は細心の注意が必要だ。

 

湯浅博 国基研企画委員兼研究員

 

第323回 某新聞の核融合報道

それは核融合の特許数で中国が世界1位というもの。確かに数字だけ見ると急成長。ただし特許は20年経てば無効になる。後発国が特許数を伸ばす現象だけで開発先行とは言えない。日本は国際熱核融合実験炉ITERの開発を主導し報道されない地道な努力を継続している。まずはITERの連続運転時間を延ばすことが重要だ。

 

奈良林直 国基研企画委員