第400回 「プリゴジンの乱」を解説
いくつもの謎がある。ベラルーシのルカシェンコの言うことは真実か。国家的危機を外国首脳に丸投げすることはあり得ない。一方プーチンの存在感が希薄。ロシア・エリート層や愛国勢力がプーチン離れに向かうかも。来年の大統領選を見据えたロシア内政に影響するかも。「プーチン時代の終わりの始まり」
名越健郎 国基研企画委員
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第401回 日米拡大抑止協議
6月26~27日、米国で日米拡大抑止協議が行われた。核の信頼性を高める上で重要だが、メディアでの扱いが小さかった。これでは国民に伝わらない。核の信頼性の5%は敵に、95%は同盟国に必要。国民に安心感を与えなければ意味が無い。協議を局次長レベルから次官級、大臣級への格上げが望まれる。
冨山泰 国基研企画委員兼研究員
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第402回 日韓通貨スワップ協定再開で両国が合意
金融危機などで自国通貨を支えるため協定国が協力するもの。過去には協定があったが、竹島や慰安婦問題など日韓関係悪化とともに停止。その後韓国経済界からの秋波が。今後の政治状況次第だが日本は淡々と応じるのみ。
田村秀男 国基研企画委員
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第403回 岸田政権の支持率が急落
原因はLGBT法か、マイナカードか。マイナカードは生活に直結し、LGBT法は保守層に禍根を残した。いずれにしてもマイナス要因。現政権は宿題をこなすだけでなく、日本のあるべき姿を発信し、リーダーシップを見せて欲しい。
有元隆志 国基研企画委員
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