第448回 岸田首相、やるべきことをやってください
岸田政権で2年が経過、安保3文書は良いがまだやるべきことができてない。サイバー戦など具体策が不十分。有事平時の区別なく準備すべき。セキュリティークリアランスも待ったなし。
櫻井よしこ 国基研理事長
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第449回 米下院議長解任の意味
先日、米共和党のマッカーシー下院議長が同党保守強硬派の動議で共和党造反組も出て解任。動議はマッカーシー議長が民主党に妥協したという理由だが、主導したゲーツ議員の知事選絡みが本音。今後は大統領選挙だけでなく議員選挙に向けたアピールが激しくなる。来週の議長選挙に注目したい。
島田洋一 国基研企画委員兼研究員
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第450回 米政治の不安定は中露に勢いを与える
米下院議長解任劇で共和党内が分裂状態。米政治の混乱は中露有利へ。米国のつなぎ予算にウクライナ支援が入らずロシアがほくそ笑む。加えて米国の弱体化は中国に好機を与えることに。日本は米国が不安定化を避け対中で共闘できるよう積極的に誘導する役目がある。
湯浅博 国基研企画委員兼研究員
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第451回 海底ケーブルは有事の時のアキレス腱だ
中国が日本のEEZ内にブイを設置し海洋データを取得している。海洋法違反行為で着々と軍事活動に利用されるデータを整備。加えて海底ケーブルが切断されるリスクもある。台湾の周辺にも重要なケーブルがあり海峡リスクが高いことを認識すべき。
奈良林直 国基研企画委員
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第452回 歴史認識問題としての沖縄独立論
沖縄県が最高裁判決にも従わない状況で、沖縄独立論を煽る人々がいる。朝鮮問題と通底する構図に歴史問題と歴史認識問題あり。沖縄の歴史を使って政治問題化させることを歴史認識という。沖縄独立論も歴史でなく歴史認識の範疇として調査する必要がある。
西岡力 国基研企画委員兼研究員
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