第520回 直面する課題に取り組め
厳しい国際政治の中、揺れる国内政治上の議論。国会では政治資金の説明責任ばかり。加えて旧統一協会の問題では信教の自由が蔑ろに。犯罪は厳しく罰するのは当然。国会には大事な課題が他にもあります。岸田政権は取り組むべき課題に向き合うべきです。
櫻井よしこ 国基研理事長
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第521回 トランプ『失言』の日本に向けた意味
トランプ前大統領のNATOに関する過去の発言「金を払わなければロシアをけしかける」が問題に。締めの文句は「そう言ったら金が来た」。メディアはここを報じない。大事なことは防衛義務を果たさない国は守らないというトランプ氏の意図。いずれ日米安保にも向けられる。NATOは双務的だが日米安保は片務的。日本は東アジアの防衛に更にコミットしていく必要がある。
島田洋一 国基研企画委員兼研究員
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第522回 ザルジニー更迭に関する『政軍関係』の教訓
今月8日にウクライナの軍総司令官が更迭された。更迭自体に問題はない。まずは何故今かということ。「渡河中に馬を乗り換えてはいけない」故事にもあるが、タイミングが悪い。さらに、ザルジニーは記者会見で政治を無視した発言。対するゼレンスキーは軍事判断を軽視し現場に細かい指示。まさに政軍関係失敗の見本。政治は軍を、軍は政治を理解しなければならない
織田邦男 国基研企画委員
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