第523回 政治とカネの問題に早く決着をつけよ
国会では政治倫理審査会が開催。東京地検特捜部の一カ月にわたった捜査以上のものは考えられないが、どんどん話が広がり、政治に対する信頼を貶めていく方向に。岸田首相の言う道義的責任を追及し始めれば終わりがない。国内外の情勢は課題山積。この問題はどこかで区切りをつけ、政治を前に進めていく決断が必要。
櫻井よしこ 国基研理事長
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第524回 米大統領選の最新情報
トランプ氏は接戦州のほとんどで3~7%ほどリード。民主党はトランプ裁判を通じて選挙戦を左右しようとするが、司法が政治に利用される事態は、今や韓国超え。米国の有権者が一番重視するのが「不法移民問題」。バイデン政権の不法越境政策には民主党員の間でも疑問の声。バイデン氏が降りて、ミシェル・オバマ対トランプになれば、まだ状況はわからない。
島田洋一 国基研企画委員兼研究員
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第525回 平和国家の偽善を排せ
同盟国を持たないウクライナは他国からの支援で成り立つが、各国の支援疲れでどんどん不利に。とはいえ、18%も領土を侵略されている状況での停戦など考えられない。ウクライナの全面支援は平和のためである。発電機や変圧器の輸出がウクライナ国民のためなら、防空兵器の輸出もまた国民のためである。自由主義諸国として国際平和を守るためには、他国と価値観を共有し、同等の施策も必要である。
織田邦男 国基研企画委員
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