第526回 核の議論をタブー視するな
防衛費43兆円の使い道、抑止力の強化に真に必要なのは何か。我が国は中・露・朝の核保有国に囲まれる環境の中、米国の拡大抑止に自国の生存を依存するだけでいいのでしょうか。今の日本、核について議論さえできない風潮。当事者意識が欠如した状態ではいけません。
櫻井よしこ 国基研理事長
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第527回 米大統領選・民主党の奇襲作戦
まず共和党はトランプ氏でほぼ決まり。連邦最高裁が州最高裁の判決(予備選資格なし)を逆転し、さらにトランプ氏に追い風。民主党ではミシェル・オバマ氏が囁かれる。もしミシェル氏なら影の大統領としてバラク・オバマ氏が存在感を出すだろう。バイデン氏が勇退すれば本選で拮抗するかもしれない。
島田洋一 国基研企画委員兼研究員
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第528回 実りある日台リモート会議
本日台湾とのリモート会議を実施。台湾側3人のスピーカーの話は興味深かった。まず頼怡忠氏は、中国を言葉よりも行動で見ることを主張。蒙志成氏は、頼清徳氏の成功は米中関係で、第3党柯文哲氏にも注目。陳慧蓉氏は、選挙戦における偽情報について。盛んに米国懐疑論を親中メディアが主体となり発信。その対策には教育が必要とのこと。ちなみに台湾では徴兵制について7割が賛成している事実が分かり興味深い。
太田文雄 国基研企画委員兼研究員
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第529回 拉致問題動くか、岸田首相に新運動方針
今週月曜日、岸田首相に拉致被害者を救う会代表として新方針を手交。親の世代の存命中に解決すれば人道支援に反対しない、加えて独自制裁解除にも反対しないとの方針。北朝鮮との交渉で新しいカードとして使える。その成果を期待したい。
西岡力 国基研企画委員兼研究員
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