2019年3月の記事一覧
「風雲急を告げる台湾情勢」 許世楷・元台北駐日経済文化代表処代表
許世楷・元台北駐日経済文化代表処代表は3月29日、国家基本問題研究所の企画委員会において、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと、現在台湾が直面するいくつかの問題点について意見を交換した。 台湾在住の氏は、現在の台湾情勢は風雲急を告げるという。 その第1は、昨年11月の統一地方選における与党民進党の大敗である。総統選にも重要な影響を持つ6つの直轄市(台北、台中、台南、高雄など)を...
国基研名古屋講演会を開催
櫻の季節となり、そわそわと気忙しい中、国家基本問題研究所(櫻井よしこ理事長)は、3月27日、通算7回目となる名古屋での講演会を、名鉄グランドホテルにて開催した。 今回の講師は国基研主任研究員の湯浅博氏で、約1時間半の講話に続き30分の質疑応答という時程で進行した。湯浅氏は現在、国基研の理事でもあり、初の名古屋訪問ということもあり、気合十分での講話となった。 「米中覇権争いと日...
「内憂外患の中国経済はどこへ行く~全人代を踏まえて~」 齋藤尚登・大和総研主席研究員
中国経済に詳しい大和総研主席研究員の齋藤尚登氏は、3月22日、国家基本問題研究所の定例企画委員会でゲストスピーカーとして、中国経済の現状と今後の見通しなどについて語り、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと意見を交換した。 氏は、減速感が強まる2019年の中国経済を、「内憂外患」と表現した。すなわち、内憂とは、2019年3月の全人代における政府経済成長率目標が、6.0~6.5%に引き下...