2019年10月の記事一覧
「日米貿易協定をどう読むか」 細川昌彦・中部大学特任教授
細川昌彦・中部大学特任教授は、10月11日、定例の企画委員会におけるゲストスピーカーとして来所し、今月7日にワシントンで正式に署名された日米貿易協定について語り、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと意見交換した。 概略下記のとおり。 ○日米貿易交渉における日米の交渉目標の違い ・米側:米大統領選挙で成果を示したい 狙いは中西部のコーンベルトで、米国がTPPから離脱したことから...
「集団記憶を強要する『徴用労務者』銅像と全体主義への序曲」 金基洙(キム・ギス)・韓国弁護士
韓国の弁護士である金基洙(キム・ギス)氏は、10月4日、定例の企画委員会におけるゲストスピーカーとして来所し、韓国の国内事情について「集団記憶を強要する『徴用労務者』銅像と全体主義への序曲」と題して語り(通訳:西岡企画委員)、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと意見交換した。 まず氏が語ったのは、韓国では、過去を政治的に解釈して記憶を作り上げるということを、国家的に実行してきた事実についてで...
「日米貿易協定・日米デジタル貿易協定の概要」 山上信吾・外務省経済局長
山上信吾・外務省経済局長は、10月4日、定例の企画委員会にゲスト・スピーカーとして来所した。 山上氏は、日米貿易協定と日米デジタル貿易協定について概要を語り、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと意見交換をした。(文責 国基研) ...
「日米貿易合意と農業」 山下一仁・キャノングローバル戦略研究所 研究主幹
通商問題や農業問題の第一人者、山下一仁氏は、10月4日、定例の企画委員会にゲスト・スピーカーとして来所した。山下氏は、日米貿易合意と農業の問題について語り、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと意見交換をした。 まず、今回の日米貿易協議の底流には、TPPの問題が絡んでいるという。 二国間の自由貿易協定を求める米国がTPPから脱退した当時、アメリカ抜きのTPPは意味がないという議論が日本国内...