2021年3月の記事一覧
なぜ政治の集権化を求め、「大国」外交を求めるのか ― 習近平指導部の政治と外交 ― 加茂具樹・慶應義塾大学教授
加茂具樹・慶應義塾大学総合政策学部教授が3月12日(金)国家基本問題研究所企画委員会に来所、現代中国の問題について概説し、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと意見交換した。 【概要】 中国政治外交の現在を考える上で重要な概念が一つある。それは「構造的パワー」である。3月11日に閉幕した全人代において採択された第14次五カ年計画と2035年までの長期発展計画もまた、この「構造的パ...
国基研特別座談会『米国は衰退するのか』 ― P・ケネディー氏と鼎談 ―
国基研は3月9日(火)、米国イェール大学のポール・ケネディー教授を迎えオンラインにて特別座談会を実施しました。 ・座談会について テーマ『米国は衰退するのか』 参加者:ポール・ケネディー・米国イェール大学教授 櫻井よしこ国基研理事長 田久保忠衛副理事長 ・内容は後日、詳報としてお届けします。 ・櫻井理事長が今週の直言【第775回】『米国は衰退するのか―P・ケネディ...
近代の神祇政策と東京・明治神宮の創建について 藤本頼生・國學院大學准教授
國學院大學の藤本頼生准教授が3月5日(金)国家基本問題研究所企画委員会に来所した。日本という国家を見る上で基本となる視点の一つである天皇と神社の問題について、特に明治維新期以降を概説し、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと意見交換した。 明治維新は近代以降のわが国の歩みの起点となった。維新期の数年間になされた行政政策は、現代へとつながる政治や行政の基礎となっている。特に天皇・神社にか...