第305回 日中外相が電話協議し建設的・安定的関係で一致 それなら中国は即刻海警船を尖閣海域から退去させるべきです。中国の微笑外交には最大の注意が必要です。日本は相手に付け入る隙を与えてはなりません。中国の核に対抗するのは米国頼みのままでいいのでしょうか。
櫻井よしこ 国基研理事長
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第306回 元戦車乗りが語るウクライナに供与される最強戦車の戦力化 西側がウクライナに最強戦車300両以上を供与。数的には1国の陸軍が保有する数量。戦車は火力、防御力、機動力が高く、地上戦の王者。ただし、供与、訓練、戦力化に時間が必要。戦争が長期化する中、まず日本はウクライナのニーズを聞き、電源車、発電車など様々な現実的支援は可能だ。
岩田清文 国基研企画委員
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第307回 対馬仏像訴訟 2012年に対馬観音寺の観世音菩薩坐像が韓国人に盗まれ、日本に返すかで裁判に。先日韓国高裁が菩薩像の所有権が日本側にあると判示。しかしこれで一件落着とは言えない。韓国が文化財を日本から取り戻す運動は日本統治時代からある歴史的なもの。事実の認識に違いがあり簡単には解決できない問題です。
荒木信子 国基研企画委員
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第308回 岸田総理のウクライナ訪問 ウクライナの情報共有先には日本も入っている。ならば、サイバーセキュリティーの協力関係も重要。欧米はロシアのクリミア侵攻以来、すでに協力の輪を構築。まず日本は人材交流から始める必要あり。そして日本の強みを世界のサイバーセキュリティー強化に活かすべし。
松原実穂子 NTT チーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト
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第309回 核戦略の議論の進め方 北朝鮮の長距離弾道ミサイル開発が進み韓国が自主核武装を検討すると発言。背景には米国の拡大抑止への疑義がある。他方日本は安保3文書において核問題の議論見送りに。まずは、政治が主導して核のタブーを排し、早急に日本自身の核戦略を作る。民主党政権で非核2.5原則に変更されたことを再確認し、閣僚レベルで日米が協議し議論を進めたい。
江崎道朗 評論家 |