公益財団法人 国家基本問題研究所
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2024.03.22 (金) 印刷する

『国基研チャンネル』令和6年3月22日

第533回 憲法改正、怯まず進め

   

先日の自民党大会で岸田首相は任期中の憲法改正を明言しました。果たして9月の任期に間に合うでしょうか。仮に国会発議ができたとしても、国民投票までに2か月以上の広報周知の必要があります。憲法審査会の議論さえ進まず、国会では政治とカネばかり。もう予算の議論は済んでいます。首相には怯まず進んで欲しいと思います。

 

櫻井よしこ 国基研理事長
有元隆志 国基研企画委員

 

第534回 反・脱炭素投資の流れを進めよ

   

加藤:米大手金融が脱炭素(ESGs)投資を引き揚げたと報じた。
島田:本来投資は経済効率を重視すべきだが、ESGsについては経済効率無視。仮にトランプ氏が政権復帰したらESGs投資には消極だ。
加藤:すでに米の多くの州で年金のESGs投資は禁止されたが、日本では報じられない。
島田:ちなみにトランプ前政権の時には炭素排出を減じたが、経済効率は歪めなかった。日本も脱炭素原理主義から脱却しよう。

 

島田洋一 国基研企画委員兼研究員
加藤康子 国基研企画委員

 

第535回 マイナス金利解除後の経済はどうなるか

   

本田:日銀の金融緩和政策の打ち止め。春闘の回答だけで判断してはならない。
田村:見込みで決定する日銀の姿勢は不思議。家計の消費はまだマイナス。中小企業全体はまだ賃上げ効果が薄い。
本田:物価と賃金の上昇という好循環があればいい。しかしまだ見通し段階でリスクが大きい。
田村:需要が弱い中、金利が上がると緊縮に向かう。国民は注視していくべきだ。

 

島田洋一 国基研企画委員兼研究員
加藤康子 国基研企画委員