韓国の保守派学者から文在寅政権の反日政策への批判の声が一段と強まっている。4月5日、ソウル市内で開かれた討論会で金グァンドン・ナラ政策研究院長は、本質を突く文政権批判をした。金院長の発言要旨を文化日報4月5日付け記事から紹介する。以下は記事の抜粋である。
●北の全体主義独裁を迂回的に支援
「(文政権の)日本敵対視政策の基本目的は、私たちが直面する、現存する明白な威嚇を正確に認識させないようにする意図に従ったものだ。韓国が直面する現存する明白な威嚇は共産全体主義体制からもたらされているのに、その全体主義を明確に認識するどころか、かえって友好的で協力的な存在として見るようにさせる目的で反日政策を進めている」
「文在寅政府は、日本敵対視政策を主な政策基調としている。 これはすなわち、日本関連政策と歴史的事実を誇張して否定的に認識するように誘導して大衆的怒りを動員する政治行為だ」
「(文大統領の『親日残滓清算』発言は)人類が直面した普遍的問題であった『赤(共産主義者)』問題を日本が作った残滓だという式の政治宣伝は、75年前の歴史となった日帝への敵対感を維持することで、現存する北朝鮮全体主義独裁を迂回的に支援し、友好協力の対象であるかのように錯覚させるファシズム的政治動員だ」
「文在寅大統領は3.1節記念演説で『赤という表現とイデオロギー論争は私たちが一日も早く清算しなければならない代表的親日残滓』と語った。これはヒットラーのユダヤ人敵対視政策や毛沢東・金日成のアメリカ敵対視政策と同じファシズム的政策だ」
「文在寅政権は3.1節100周年南北共同記念行事を推進して結局失敗に終わった。 真の3・1運動精神の継承は日本軍国主義よりさらに苛酷な北朝鮮共産主義体制の下にある2500万民族が自由を享受することができるようにさせること」