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2019年7月の記事一覧

国基研の理事も務める大原康男・國學院大學名誉教授は、7月26日、定例の企画委員会におけるゲスト講師として、戦後、祭祀を中心とした神社神道が多大な影響を被った進駐軍の対日占領政策の一つ「神道指令」について語り、参会者と意見を交換した。 GHQの基本方針「降伏後ニ於ケル米国ノ初期対日方針」(1945.9.6)によると、その目的は日本の脅威とその排除にあった。具体的には、軍事的には陸海軍の...

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小堀桂一郎東京大学名誉教授は、7月19日、定例の企画委員会におけるゲストスピーカーとして、天皇と国民主権について語った。特に、本年6月に復刻版が出版された法哲学者尾高朝雄著『国民主権と天皇制』をとりあげ、象徴天皇制が国民主権とは矛盾しないという尾高理論について詳しい解説を加え、参会者と意見を交換した。 小堀教授は、まず尾高氏の著作について語る前に、執筆当時の昭和22年は決定的に情報が...

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国家基本問題研究所(櫻井よしこ理事長)は、外国人による優れた日本研究を顕彰、奨励する第6回「国基研 日本研究賞」の受賞記念講演会および授賞式を、7月10日(水)東京の内幸町にあるイイノホールで開催した。 授賞式の様子 奨励賞は、神戸大学大学院法学研究科 簑原俊洋教授及び拓殖大学国際日本文化研究所 ペマ・ギャルポ教授の著作に、また特別賞には現代史家 秦郁彦氏の英訳本に授与した...

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成城大学の牧野陽子教授は、7月12日、定例の企画委員会におけるゲストスピーカーとして、明治期にわが国の伝統や文化を理解し海外に紹介したラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の業績について語り、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと意見交換した。 明治期に来日した欧米人が、日本のことを研究する上で最初に取り組んだのは、神道の研究であったという。なぜなら、彼らは国の歴史・文化の基礎は宗教にあると...

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李度珩氏は、7月5日、定例の企画委員会におけるゲストスピーカーとして、韓国の国内事情などについて語り、櫻井よしこ理事長をはじめ企画委員らと意見交換した。 まず氏が語ったのは、2017年6月28日の文在寅大統領。初訪米の際、最初に大統領が向かったのは、バージニア州の海兵隊基地にある長津湖(チャンジンホ)の戦いの碑への慰霊だった。朝鮮戦争において米国史上で最悪の敗戦の一つに数えられる戦闘...

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