下に引いたのは、韓国大手紙『朝鮮日報』の記事である。
ソウルの遊興酒店(日本のキャバクラのような風俗店)で働いていた女性たちをマカオに「遠征売春」させていたブローカーが逮捕されたという。
「遠征売春」といえば、かつての慰安所を想起させるものがある(想起せねばならない現状を作り出した人々、すなわち「慰安婦」を政治問題化させた人々に改めて怒りを覚えるが)。
韓国が豊かになった現在でもあることは、朝鮮半島が貧しかった時代にはもっとあったと考えるのが常識だろう。
前例のない規模の海外派兵を行い、戦線が伸びきった状態の日本軍が、朝鮮半島での大々的「慰安婦狩り」に部隊を割いたと考えるのも、明らかに常識に反する。
日本軍が慰安婦20万人を強制連行という説をいまだ唱える人、無批判に受け入れる人に対しては、「常識を疑われますよ」というメッセージをもぶつけねばならない。その位は、外務省もできるだろう。
■マカオで売春あっせん、韓国人ブローカーら13人検挙
江南地区の風俗店従業員らを連れていき、中国人男性相手に売春
ソウル市江南地区の風俗店の女性従業員たちをマカオに連れていき、中国人男性から一晩に数百万ウォン(数十万円)の報酬を受け取って売春をするようあっせんしたブローカーらが警察に検挙された。
ソウル地方警察庁国際犯罪捜査隊は18日、ブローカーのY容疑者(30)を逮捕するとともに、共犯のL容疑者(32)ら2人と、売春をしていた事実が判明した韓国人の女(28)ら10人を書類送検した。
警察の調べによると、Y容疑者は昨年4月から11月にかけ、韓国人女性数十人を連れてマカオに行き、中国人男性への売春をあっせんして、その報酬の一部を受け取った疑いが持たれている。このような「遠征売春」に関与した女性らの大部分は、江南地区の遊興酒店(日本のキャバクラのような風俗店)で働いたことのある20-30代の女性たちだった。
女性らは観光客としてマカオに渡航し、Y容疑者が借りた高級マンションに1カ月ずつ滞在して売春を行っていた。
Y容疑者らに雇われた客引きは、ホテルの宿泊客やカジノの利用客に近付き、携帯電話に保存した女性らの写真を見せて売春を持ち掛けていた。
オム・ボウン記者
朝鮮日報 2015/01/19