公益財団法人 国家基本問題研究所
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2020.11.25 (水) 印刷する

【意見広告】 尖閣が危ない


 

5月、26時間。7月、39時間。10月、57時間。

中国海警局の公船が尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海に侵入し、連続して居座った時間です。10月は最長でした。領海外側の接続水域を航行した日数も300日を超え、最多となっています。

わが国固有の領土にもかかわらず実効支配は風前の灯です。日本政府の度重なる「厳重抗議」は、もはや中国の侮りを受けるだけです。

たとえ一片でも領土を奪われて動かない国は滅びます。わが国は敗戦時に北方領土を、占領下で竹島を奪われました。尖閣で三たび奪われるのを座視してよいのでしょうか。

バイデン氏は菅義偉首相との電話会談で、米国の日本防衛義務を定めた日米安保条約第5条の適用に言及しましたが、米側発表では尖閣に適用すると明示されていません。米国が自動的に尖閣を守ってくれるというのは幻想です。日本の国土を守るのはあくまで日本です。

政府は尖閣の自然環境調査を実施すると言いますが上陸はせず、空撮するだけです。中国を刺激しないという40年来の気概なき姿勢が中国公船の領海侵入を日常化させました。日本政府は尖閣に上陸し、灯台や無線中継施設、船だまりの整備など実効支配を目に見える形で行うべきです。

このままでは尖閣諸島は北方領土、竹島と同じ運命をたどります。私たちは黙って見ていてよいのでしょうか。

 

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11月25日(水) 産経新聞(東京版)
11月26日(木) 日経新聞
11月27日(金) 読売新聞、産経新聞(大阪版)に掲載
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