公益財団法人 国家基本問題研究所
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2026.02.02 (月) 印刷する

『台湾防衛研究イニシアティブ』との意見交換

1月29日、台湾防衛研究イニシアティブの共同創設者である溫約瑟氏及び馮艾立氏、台湾東建安股份有限公司の総経理である郭立霖氏が国家基本問題研究所を訪問し櫻井理事長を表敬、その後当研究所の研究員や米陸軍アジア研究所中国軍事課の研究員らと意見交換を行った。

まず、当研究所の中川研究員から昨年12月に実施された中国軍の「正義使命-2025」について、次に馮艾立氏から「最近の台湾海峡周辺における中国軍の活動と日本への波及」についてそれぞれブリーフィングを行い、意見交換を実施した。

台湾側の主な見解は以下の通り。

〇 「正義使命-2025」演習においては、中国側が日本との緊張を意図的にエスカレートさせる企図は限定的。日本に対してその介入を抑止する訓練は既に検証済みであり、今回あえて対日局面を出す必要性が低かったと思料

〇 先頃、東シナ海で大量の漁船が集結した事象に注目。日米増援を遅滞させる「時間の罠」であり、たとえ2~3日遅らせるに止まったとしても、上陸作戦においては決定的な時間差となる

〇 「台湾有事」の際、日本の国益を満たす如何なる前提条件で、日本による一定程度の軍事的関与を引き出し得るのか、を台湾側は日本と共に考えていきたい。

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