1 全 般
4月は国境周辺地域において、日米比NZ等の活動に対し、威嚇・牽制をする活動が多く見られた。
特に、米比主催多国間共同訓練バリカタン26に強く反発し、南部戦区が南シナ海での演習を公表した。
台湾に対しては、台湾周辺における軍用機の活動は低調であったが、艦艇・公務船は平年並みの活動が継続された。中国が3月27日~5月6日にかけて、黄海から東シナ海にかけて大規模なNOTAMを設定した事、4月18日に初の東シナ海統合戦備パトロールを実施した事等から、その活動空域を台湾海峡から黄海・東シナ海に拡大し、同空域での日本・在日在韓米軍に対する情報収集等に焦点を移行させた可能性も考えられる。
日本に対しては 海自艦艇の台湾海峡通過に強く反発し、批判記事を急増させ、東シナ海統合戦備パトロールや海軍艦艇の西太平洋進出や等で牽制した。
また、尖閣周辺においては、日本のEEZ内における中国の海洋調査船の活動が活発となった。中国は本年から開始される第 15 次五カ年計画の国防関連目標において、「党・政府・軍・警察・民間が協力した海空国境防衛を強化する。」と明示し、海上国境において、軍・海警・民兵・海洋調査機関・企業等が一体で対応を強化することを企図している。この方針に従って、中国が一方的に領有権を主張する尖閣諸島周辺においても、海洋調査船の活動を活発化させている可能性がある。




