2月4日付の本欄で紹介した「大韓民国守護予備役将軍団」が3月1日、ソウル市内で大規模な街頭集会を開催するという。将軍団は結成時の声明で、後輩である現役軍人らに向けて、対北武装解除を進める文在寅政権への不服従を呼びかけ、鄭景斗国防相の退任も要求している。
●保守系諸団体に呼びかけ
韓国紙の報道によると、将軍団は、三・一独立運動記念日に合わせて開く集会では週末にソウルで街頭集会を主催してきた保守系の諸団体と連帯する案も検討しているという。
将軍団の関係者によれば、組織規模は「元将軍らおよそ500人が発足当時に加入した」としており、現時点で「(将官の階級を示す)『星』の数を合わせると1500個にもなる」と語っている。
これまでも、陸海空各軍の士官学校卒業生有志の同窓会、特殊作戦部隊である特戦軍や海兵隊のOB会など韓国軍関連の諸団体が太極旗デモに参加した例はある。しかし、予備役将軍らが大挙して反文在寅街頭集会に参加するのは今回が最初だという。
将軍団は3月1日の街頭集会で、韓米同盟の断固たる維持と、北朝鮮の核廃棄がないままで朝鮮戦争の終戦宣言を行うことへの反対などを主張する計画だという。