2012年7月の記事一覧
金正恩同行の女性は「尊敬する奥様(サモニム)」 国基研 朝鮮半島問題研究会
国家基本問題研究所・朝鮮半島問題研究会(以下、朝鮮研)は企画委員会の下で2009年以来、活動してきた。 座長、副座長は西岡力・企画委員、島田洋一・企画委員、メンバーには潮匡人・客員研究員のほか、朝鮮半島問題の専門家で構成されている。朝鮮研の研究成果は、「金正日健康悪化、後継体制は不安定要素多い——北朝鮮急変事態発生の可能性」(平成21年9月18日)などで公表されている。また、本研究所の朝鮮半...
「憲法改正、いかに国民に訴えていくか」 櫻井よしこ 国基研理事長
国家基本問題研究所の櫻井よしこ理事長は7月13日、同研究所企画委員会の憲法勉強会で、講師として憲法改正について語り、基本的な考え方を明らかにした。この中で、櫻井理事長は、 1)戦後の日本国は国家でない 2)戦後の日本人は本当の日本人ではない、とのスタンスから憲法改正論を展開する、と述べた。 櫻井理事長は、国家ではないという意味は、憲法の前文、九条、その他を読めば明らかなことであり、また、立派...
「国際的ネットワークで中国に対処を」 デキ・チョヤン チベット亡命政府外相
チベット亡命政府のデキ・チョヤン外相は7月6日、滞在中の都内のホテルで、国家基本問題研究所の企画委員会メンバーと懇談会を開き、昨年8月の政教分離に伴って誕生したロブサン・センゲ政権の最優先課題の一つは「チベット支援の国際的なネットワーク、少なくともアジア支援網を強化する」ことであると語った。 二国間では動かない、中国 チョヤン外相によると、過去50年間にわたり多くの国がチベット問題を中...
「憲法改正に4つの論点」 田久保忠衛 国基研副理事長
田久保忠衛・国家基本問題研究所副理事長は7月6日、同研究所企画委員会で、憲法改正問題について講師として語り、「現行憲法がいかに屈辱的な憲法であるか。その上に立って憲法改正を考えていきたい」と述べ、四つの主な論点を明示した。 国基研は憲法問題を今後取り組んでいく大きなテーマとして設定、勉強会を相次いで開いている。6月29日には小田村四郎・元拓殖大学総長を初回のゲストに招き、「憲法改正の基本精神...
「憲法改正の基本姿勢」 小田村四郎 元拓殖大学総長
小田村四郎・元拓殖大学総長は6月29日、国家基本問題研究所で、憲法をテーマに語り、同研究所企画委員と憲法前文、天皇、元首、二院制、改正など多岐にわたって意見交換した。 この中で小田村氏は、現在の日本憲法が「日本を縛り付ける道具」となっていると指摘、評価できるのは帝国憲法時代、各大臣と同格であった首相の権限が強化され、「首相に任命権を与えたのが唯一の取り柄である」と述べた。 小田村氏は大蔵...