平成29年11月9日、西修 駒沢大学名誉教授(国基研理事)から「国基研ろんだん」に「髙池氏の『加憲は誤り』には誤解がある」と題して投稿を頂きました。
併せて、「今後の9条改正論議で確認しておきたいこと」と題するご寄稿を頂きました。これまでの9条改正についての「国基研ろんだん」の投稿と併せてごらんください。
「加憲」は改憲方法として、やはり誤りだ
髙池勝彦(弁護士)/2017.10.26
今回の総選挙の結果、安倍晋三内閣が信任を得て、広い意味での改憲勢力が4分の3以上の議席を得たことは御同慶の至りです。私は、憲法改正を支持する立場から度々投稿してきましたが、安倍さんの「加憲」方式には反対してきました・・・
「9条の2」追加の改憲案を支持する(上)
百地章(国士舘大学特任教授)/2017.08.18
5月3日の安倍晋三首相(自民党総裁)の発言をきっかけに、一気に浮上したのが、9条1.2項には手を付けず、憲法に自衛隊の保持を明記するという新9条改正論であった。これに対する国民の反応だが・・・
加憲では根本問題解決せず、西教授への再反論
髙池勝彦(弁護士)/2017.06.15
私の6月7日付寄稿に対して、西修先生から光栄にも反論(同12日付)をいただきました。それについて、さらに私の考えを述べたいと思います。私は、西先生の憲法9条についての解釈には全面的に賛成です・・・
「百年河清を俟つ」でいいのか、髙池氏の異議に答える
西修(駒澤大学名誉教授)/2017.06.12
まず私の第9条の改正論に対する基本的な立場を説明しておきましょう。私は年来、自衛のための戦争や武力行使、および自衛のための戦力保持は、憲法に違反してはいないという解釈をとってきています・・・
西教授の「ろんだん」に異論あり
髙池勝彦(弁護士)/2017.06.07
比較憲法学の権威、西修教授による5月22日付の「改憲発議にウイング広げた総理の提案を評価す」について、私も意見を述べたい。西教授は、安倍晋三総理が国会での改憲論議の低調さにしびれを切らして・・・