2024年6月の記事一覧
『国基研チャンネル』-中国安全保障動向-
「中国海警局 最近の動向」 今月、尖閣諸島周辺の日本の領海に侵入した中国海警船4隻は、全てに砲を搭載していた。さらに、中国が、日本船舶や協力者を抑留する根拠となる規定を施行するなど、海警船の活動が活発化する可能性あり。中川真紀研究員が中国海警局の動向を分析します。 有元隆志 国基研企画委員中川真紀 国基...
「台湾立法院で今起きていること」 産経新聞客員編集委員・矢板明夫氏
産経新聞客員編集委員で前台北支局長の矢板明夫氏(今回新たに国基研企画委員に就任した)が企画委員らと意見交換をした。矢板氏は1月13日に行われた台湾総統選について解説して以来の来所で、今回はその後の台湾情勢の変化として立法院での与野党攻防を中心に語った。その概要は以下のとおり。 【概要】 本日6月21日は、朝から台湾立法院(国会に相当)で国民党が推す立法院改革法案が山場を迎えた。定数...
『国基研チャンネル』令和6年6月21日
第549回 頼清徳総統就任から1か月 台湾の政治情勢について解説 有元隆志企画委員と、新たに企画委員となった矢板明夫さんが、頼清徳総統就任から約1か月、台湾の政治情勢について解説します。総統選挙と同時におこなわれた台湾立法委員選挙で与党民進党は過半数割れ。その結果、立法院で民進党は少数与党となり、野党の提出した立法院改革5法案は、立法院の...
『国基研チャンネル』令和6年6月14日
第548回 日朝、モンゴル秘密接触をどう見るか 西岡力企画委員の解説。韓国中央日報で5月に日朝がモンゴルで秘密接触との記事。日本政府は否定も肯定もしない。もし記事が正しければ3月26日の金与正の「交渉しない」発言はブラフ。記事では北朝鮮の相手は偵察総局(軍の機関)だが、以前は国家保衛部か外交部。記事の真偽は不明で、揺さぶりの一つかも。確か...
第11回「国基研 日本研究賞」受賞者決定
国家基本問題研究所は、政治、経済、安全保障、社会、歴史、文化の各分野で、日本に対する理解を増進する、内外の優れた日本関係研究を顕彰し、奨励するため、平成26年(2014年)に「国基研 日本研究賞」を創設しました。 令和6年(2024年)度の第11回「国基研 日本研究賞」受賞者を下記のとおり決定いたしました。 ...
6月7日、トランプ前大統領政権で国家安全保障会議の首席補佐官兼事務局長を務めたフレッド・フライツ氏(現アメリカ第一政策研究所AFPI米国安全保障センター副所長)及びAFPIの同僚でチェイニー元副大統領の次席補佐官を務めたスティーブ・イエーツ氏(AFPI上級研究員)の両名が、島田洋一国基研企画委員の紹介で来所した。 両氏は、フライツ氏が編集しイエーツ氏が共著者として先月発刊した書籍“An Am...
中国軍事動向月報 2024年5月
1 全 般 5月1日の労働節に合わせ、空母「福建」の初の海上試験やH-6K爆撃機からのALBM発射画像公開等、士気高揚を兼ねた各種装備品の開発の進展が確認された。 5月23~24日、中国人民解放軍東部戦区は、頼清徳台湾総統の就任を受けて陸、海、空、ロケット軍等による統合演習「聯合利剣2024A」を台湾周辺で実施した。訓練周期の関係もあり、海上封鎖態勢確立までの訓練が主であったが、海警との連...
『国基研チャンネル』令和6年6月7日
第547回 トランプ政権幹部と忌憚のない意見交換 島田企画委員が解説。本日はトランプ政権幹部と意見交換をしました。アメリカ・ファースト研究所AFPIのフレッド・フライツ・元米国家安保会議首席補佐官とスティーブ・イエーツ・元副大統領次席補佐官が来所。次期大統領がトランプ氏になることを見越し、政策作りのため台湾訪問後に来日。日本の核政策や対中...
「尖閣諸島海洋調査を終えて」山田吉彦・東海大学海洋学部教授
国基研理事で東海大学海洋学部の山田吉彦教授は、尖閣諸島周辺海域で、石垣市が行った海洋調査について、その緊張高まる実態を定例の企画委員会で報告し、櫻井理事長をはじめ企画委員らと意見交換をした。石垣市の調査は、2022年以降、毎年行われ今年で3回目となる。 【概要】 山田教授は、石垣市が2022年以降、継続的に実施している尖閣諸島周辺海域での海洋調査について、動画とともに詳しく報告。今...